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OUTREACH

親子のための
体験学習・音楽会

2002年より、音楽教育の一助として、春休み・夏休み期間を中心に、親子のための音楽体験学習会を開催しています。
講師の指導のもと、親子の共同作業で身近な素材を使って手作り楽器の製作に挑戦し、またプロの演奏家を交え、自分が製作した楽器を使った
参加者全員による合奏コーナーも設けるなど、自然な形で音楽に親しむと共に、親子の触れ合いを図る機会となっています。

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親子のための体験学習・
音楽会に関わる人たち

教える立場の「先生」ではなく、子供の良い所を引き出す「教育者」の姿勢でお子さんに接しています。

手作り楽器の音楽体験学習
池田邦太郎さん、斉藤明子さん(NPO「音」を「楽」しむONGAKUの会)

池田:このワークショップで僕たちが大切にしていること、それは日頃はなかなか見えにくいお子さんの良いところを発見し、それを親御さんにお伝えすることなんです。「あなたって素敵なのね!」と親御さんがお子さんを認めた時、つまり子供を尊重して親が下に(アンダー)立った(スタンド)時、お子さんを「理解=アンダースタンド」することになるのです。
斉藤:どうしても、親は子供が可愛いし心配だから、ちゃんとさせようって思いで気がつかないうちに必要以上のお世話をしてしまうことが多いんです。家庭や学校で、大人は常識や正解は教えてくれるけれど、子供が自由に好きなことに挑戦したり考えたりすることはあまりないと感じています。子供たちは大好きなお母さんや先生に認められようとする。気がつくと自分自身の価値観や考え方が希薄になってしまう。
池田:だから僕たちは教える「Teacher(ティーチャー・先生)」ではなく、良い所を引き出す「Educater(エデュケーター・教育者)」の姿勢でお子さんに接しています。出会いの中で思い出深いのは、3人の男の子のご家族。兄弟はお話を聞かず走り回ったりやりたい放題。お母さんは困り果てていらっしゃいました。でもその走り回る足音をアクセントとして曲の中に使ったらとても素敵な作品になった。発表会後、彼らに「こんなに音を楽しめる君たちは本当に素敵だね」って伝えたら、お母さんが「この子が褒められるなんて今までに無かったことです!」と目を潤ませながら笑顔になってくれたんです。本当に嬉しかった!
斉藤:子供が作った楽器は、大人が思いもつかないような発想の豊かさを見ることができて、驚かされることばっかりです。だから、周りと比べてどうかではなくて、自分自身を表現することがとても素敵なんだって体験学習を通して感じて取ってくれれば嬉しいです。

意外な発想で身近なものが楽器に変わったり、想像もしなかった音の聞き方を学んだり、親子で一緒に音楽を楽しむことができました。

参加者の声

お母さん:今回手作り楽器の体験学習に参加したのは、私の母が新聞で今回のイベントの参加者募集の記事を見て、応募してくれたのがきっかけです。母から「参加してみたら?」と、突然の連絡だったので、私はちょっとびっくりしたんですが、楽器作りのイベントに参加したことがなかったので、せっかくの良い機会だと思い、参加しました。
参加するまでは、ただ楽器を作って演奏するのかなと思っていました。しかし、実際に参加して、意外な発想で身近なものが楽器に変わったり、想像もしなかった音の聞き方を学んだり、驚きの連続でとても楽しかったです。また、楽器作りや演奏だけでなく、子供への接し方など教育面でのアドバイスも教えてもらったので、親としてもすごく勉強になりました。
お子さん:最初は、カンカンに水を入れるのかな~なんて思っていなかったから、ちょっとビックリしました。あと、楽器作りの上手な先生が来ると思っていなかったから、ちょっとビックリして、なんか、楽しい風になる気がして、だんだんなんか楽しい思いが広がって、すっごく楽しくなってきたから良かったです。
お母さん:おすすめのポイントは、子供と一緒に夢中になって楽しむことができるところです。親も童心に返ったように、純粋に音楽を楽しむことは普段できない体験ですし、子供と一緒の目線に立つことで、たくさんの学びを得ることができました。子供と一緒に素敵な思い出を作ることができました。
お子さん:最初は、なんか、ドキドキすると思うけど、何も考えずに、だんだんと楽しくなっていくから、そこが面白い。そういう感じでよかったです。

活動の記録

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