[ NEWS ]
2018/10/11
民音研究所
年次報告会2018を開催しました
10月6日(土)午後1時30分より、東京・新宿区内のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターにおいて、「民音研究所/年次報告会2018」を開催しました。今年で3回目を数える年次報告会には100名を超える聴講者で満席となり、場内は熱気に包まれました。「ミュージッキング(音楽する行為)における人権と包摂」をテーマのもと、以下の4部構成で行いました。
第1部 講演「平和構築における音楽の力」
国境なきミュージシャン ローラ・ハスラー所長(創設者)
第2部 民音研究所より
①年次報告
「人権と音楽」展の開催報告
民音研究所 オリビエ・ウルバン所長
②研究員発表
「ベネズエラにおけるミュージッキングと包摂」
民音研究所 エレーン・サンドバル准研究員
「音楽療法、人権、社会文化的な“フィクション”への参加」
民音研究所 クレイグ・ロバートソン研究員
「ミュージッキングに関する視点の統合を通じて、平和構築、人権、包摂を支援する」
民音研究所 マイケル・ゴールデン研究員
第3部 講演
「より良い世界のための応用民族音楽学:音楽を通じて恵まれない人々の協調的エンパワーメント」
国際伝統音楽学会副会長
スヴァニボル・ペッタン博士(スロベニア・リュブリャナ大学教授)
第4部 記念演奏
尺八奏者 ブルース・ヒューバナー / 箏奏者 マクイーン時田・深山
オランダ・アムステルダムに活動の拠点を置く「国境なきミュージシャン」の創設者であるローラ・ハスラー所長は、平和運動家の父親の影響を受けて「戦争が支配する世界で平和の造り手となる」という挑戦を開始するために「国境なきミュージシャン」を設立されました。
その理念は、世界人権宣言に基づくものであり、音楽の力によって共感と絆を深めることができるという信念、公正な社会と平和構築のための積極的非暴力を原則とすることにあります。その理念の実現を果たすために、ルワンダ、コソボ、パレスチナ、エルサルバドルでの活動やヨーロッパにおける難民支援のプログラムなどを、およそ20年にわたって続けていることが紹介されました。
また、国際伝統音楽学会副会長を務めるスヴァニボル・ペッタン博士は、バルカン半島における戦争や紛争体験を通して、「戦争が家族に与えた影響」の真実について理解し、戦争と平和のサイクルに関する実践的学問の可能性を探求する「応用民族音楽学」を主唱しています。互いを尊重し、平和に共存することの利点を思い出してもらうために、「応用民族音楽学」の可能性や、ミュージッキング、人権、そして包摂の戦略的活用に向けて挑戦し、勇気を持って行動していくべきであることを強調されました。
それぞれの体験と実践に基づく講演内容に、多くの参加者から感動の声が寄せられ、大きな反響を呼びました。
詳しくはこちら(英語)
第1部 講演「平和構築における音楽の力」
国境なきミュージシャン ローラ・ハスラー所長(創設者)
第2部 民音研究所より
①年次報告
「人権と音楽」展の開催報告
民音研究所 オリビエ・ウルバン所長
②研究員発表
「ベネズエラにおけるミュージッキングと包摂」
民音研究所 エレーン・サンドバル准研究員
「音楽療法、人権、社会文化的な“フィクション”への参加」
民音研究所 クレイグ・ロバートソン研究員
「ミュージッキングに関する視点の統合を通じて、平和構築、人権、包摂を支援する」
民音研究所 マイケル・ゴールデン研究員
第3部 講演
「より良い世界のための応用民族音楽学:音楽を通じて恵まれない人々の協調的エンパワーメント」
国際伝統音楽学会副会長
スヴァニボル・ペッタン博士(スロベニア・リュブリャナ大学教授)
第4部 記念演奏
尺八奏者 ブルース・ヒューバナー / 箏奏者 マクイーン時田・深山
オランダ・アムステルダムに活動の拠点を置く「国境なきミュージシャン」の創設者であるローラ・ハスラー所長は、平和運動家の父親の影響を受けて「戦争が支配する世界で平和の造り手となる」という挑戦を開始するために「国境なきミュージシャン」を設立されました。
その理念は、世界人権宣言に基づくものであり、音楽の力によって共感と絆を深めることができるという信念、公正な社会と平和構築のための積極的非暴力を原則とすることにあります。その理念の実現を果たすために、ルワンダ、コソボ、パレスチナ、エルサルバドルでの活動やヨーロッパにおける難民支援のプログラムなどを、およそ20年にわたって続けていることが紹介されました。
また、国際伝統音楽学会副会長を務めるスヴァニボル・ペッタン博士は、バルカン半島における戦争や紛争体験を通して、「戦争が家族に与えた影響」の真実について理解し、戦争と平和のサイクルに関する実践的学問の可能性を探求する「応用民族音楽学」を主唱しています。互いを尊重し、平和に共存することの利点を思い出してもらうために、「応用民族音楽学」の可能性や、ミュージッキング、人権、そして包摂の戦略的活用に向けて挑戦し、勇気を持って行動していくべきであることを強調されました。
それぞれの体験と実践に基づく講演内容に、多くの参加者から感動の声が寄せられ、大きな反響を呼びました。
詳しくはこちら(英語)