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ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使 × 元大関・栃ノ心 インタビュー
※ 映像はただいま準備中。近日公開予定。
今回の公演、ここに注目!
今回登場する二つの合唱団は、それぞれに特色があります。ジョージア国立室内合唱団「トリニティ・カテドラル」は、宗教音楽を深く研究しながら、その音楽性と技術を追求する正統派の合唱団です。一方、ジョージア国立フォークアンサンブル「バシアニ」は高い技術を持ちながら、ジョージアの人々にも親しまれている民俗的な楽曲など、より幅広い音楽を届けています。この二つを一度に聴けることで、ジョージアのポリフォニーの幅広さを体感していただけると思います。
ポリフォニーの醍醐味は、異なる声部が独立して動きながら、最後には一つの壮大な響きをつくり上げること。力強い声、繊細な声、祈りを感じさせる声――。それぞれの声を追いながら聴き、やがてそれらが一つになる瞬間を体感するのも、本公演の大きな楽しみです。
それぞれ特色の違う合唱団が一つの機会に登場し、さらに一緒に歌う。それぞれの持ち味を存分に発揮して、日本の皆様一人ひとりの心にその声を届けてほしいと思っています。幅広いジョージア音楽を一度に楽しめる、非常に特別な機会です。
日本の曲に挑戦することも、非常に面白く、特別な試みだと思います。ジョージアの伝統から見た日本の音楽が、どのようにアレンジされるのか。そこには、ジョージアの人々が日本文化をどのように感じているのかも表れるのではないでしょうか。私自身も、とても楽しみにしています。
(左)元大関・栃ノ心さん (右)ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使1. ジョージア人にとって、ポリフォニーとは
ジョージアには長い歴史があります。その中でポリフォニーは、私たちジョージア人のアイデンティティを記録し、代々受け継いできた非常に大切なものです。
その歌を聴くと「ジョージアらしさ」を感じますし、ジョージアの人々の心を一つにするような力があります。私達にとって、とても特別な存在です。
私自身、ジョージアを離れて暮らすことが多いのですが、寂しい時や元気が欲しい時、故郷を思う時にポリフォニーを聴くと、とても勇気づけられます。
「自分はジョージア人なんだ」という誇りをもう一度思い起こさせてくれる。だからこそ、以前から日本の皆様にぜひ紹介したいと思ってきました。
私にとってもジョージアの音楽は、とても大切な存在です。
現役時代、土俵に上がる前の準備をしている時にも、よくジョージアの音楽を聴いていました。それを聴いて「今日も頑張るぞ」という気持ちになっていました。
2. 力強さと優しさ――ポリフォニーの魅力
ジョージアの伝統的なポリフォニーは、非常に力強い一方で、とても優しい響きも持っています。
ダイナミックでありながら、さまざまな声が重なり合って、一つの美しいハーモニーになる。その一曲一曲の中に、それぞれの物語があります。
そして、ジョージアのポリフォニーには、人の心を癒す力があると私は感じています。
ぜひ、その力強さ、優しさ、そして奥深さを感じていただきたいと思います。
私がおもしろいと思うのは、一人ひとりが違う声を出しているのに、それが重なった時に一つの音楽になるところです。
小さな声、普通の声、手前力強い声。それぞれ違う声が最後には一つになる。そこをぜひ聴いていただきたいですね。
3. 「スピリット・オブ・ジョージア」――歌に宿るジョージアの魂
今回のタイトル「スピリット・オブ・ジョージア」の通り、ジョージアの精神を最もよく映し出しているものの一つがポリフォニーだと思います。
非常に高度な音楽的技術があり、歌によって特色も異なります。合唱団の中でも細かな歌い分けや役割分担があり、それによって絶妙なハーモニーが生まれます。
長い歴史の中でジョージアの人々が表現してきたもの、そして今も表現したい精神が、この音楽には込められています。
4. ポリフォニーは「舞台の音楽」ではなく「暮らしの音楽」
ジョージアには「スープラ」という、とても大切な宴の文化があります。
家族や友人たちが集まり、食事やワインを楽しむ。そのスープラに欠かせないものの一つが、ポリフォニーです。
誰かが歌い始めると、その場でそれぞれが役割を担い、その時の雰囲気に合わせて皆で歌います。
つまりポリフォニーは、コンサートホールだけにある特別な音楽ではありません。ジョージア人の日常生活、文化そのものの中に生きている音楽なのです。
本当に自然なんです。
みんなで「これから歌おう」と相談して始めるのではなく、おいしいものを食べて、ワインを飲んで、楽しくなってくると誰かが歌い始める。そうすると周りのみんなが自然にその人に合わせて歌います。
合唱というのは、人の心と心をとてもよくつなげるものです。だからこそ、ジョージア人にとって特別な存在なのだと思います。
5. 人から人へ――受け継がれてきた伝統
ジョージアのポリフォニーの大きな価値は、伝統が今も「生きている」ということだと思います。日本で例えるなら、地域のお祭りに近いかもしれません。
昔から伝わるものを地域で学び、親から子へと受け継いでいく。ジョージアのポリフォニーも同じように、暮らしの中で自然に身につき、世代から世代へ伝えられてきました。
非常に高度な技術を持った音楽でありながら、それが人々の生活の中に息づいている。そこに大きな価値があると思います。
伝統が何千年もの間残っていくためには、一人ひとりの「大切にしたい」という気持ちが必要だと思います。
ジョージアのワイン造りもそうです。長い歴史があるのは、昔の人たちから今の人たちまで、一人ひとりが大切にしてきたからだと思います。

日本の皆様へ
ガウマルジョス(乾杯)!! გაუმარჯოს!!
今回は、ジョージア最高峰のポリフォニーを本格的な形で日本の皆様にお届けする、大変貴重な機会となりました。
私自身も当日は会場に伺う予定です。元大関・栃ノ心さんも一緒です。
ジョージアが長い歴史の中で積み重ねてきた音楽の力、そしてジョージアの魂を、ぜひ会場で存分に味わっていただきたいと思います。
皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。
こういう公演は、なかなか日本で聴くことのできない特別な機会だと思います。
ぜひ多くの皆さんに来ていただいて、ジョージアの文化を知っていただきたいです。
そして、ジョージアの歌の素晴らしさ、歌っている一人ひとりの力強い気持ちを、会場で感じていただければうれしいです。
ぜひ皆さん、会場に来てください。お待ちしています!
この公演で体感してほしいもの
ジョージアのポリフォニーは、単なる「美しい合唱」ではありません。
故郷を思う心、人々が集う喜び、祈り、歴史、そして親から子へと受け継がれてきた伝統――そのすべてが「声」の中に息づいています。
異なる声が響き合い、最後には一つになる。
二つの国立男声合唱団が一堂に会する「スピリット・オブ・ジョージア」は、その名の通り、ジョージアの魂そのものに触れる公演です。
公演情報
スピリット・オブ・ジョージア
大地に轟く多声の響き“ポリフォニー”
2026年12月14日(月)19:00開演
東京芸術劇場 コンサートホール
ジョージア国立室内合唱団「トリニティ・カテドラル」
ジョージア国立フォークアンサンブル「バシアニ」
指揮:ギオルギ・ドナゼ、スヴィモン・ジャングラシヴィリ
S席 5,500円 / A席 5,000円 / B席 4,500円 / U29席 2,000円
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※U29席は、公演当日に29歳以下の方が購入できる席種です。当日、年齢を確認できる身分証明書をお持ちください。
2026年10月8日(木)一般発売開始
主催:MIN-ON
後援:在日ジョージア大使館、全日本合唱連盟


