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2026/07/30 文化講演会/レクチャーコンサート

文化講演会「ホワイトハンドコーラス~音楽でつなぐ未来~」を開催しました

2026年7月25日(土)、福岡県八女市の八女市民会館「おりなす八女」にて、文化講演会「ホワイトハンドコーラス~音楽でつなぐ未来~」を開催、約750名が来場しました。


講師には、ソプラノ歌手で、一般社団法人El Sistema Connect代表理事、ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督を務めるコロンえりか氏を迎えました。


開会にあたり、八女市の原亮一副市長が簑原悠太朗市長の挨拶文を代読。続いて、駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使館のセイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ特命全権大使閣下が挨拶。ベネズエラを襲った地震に際し、日本から寄せられた支援に対する感謝の意が表されました。


ホワイトハンドコーラスNIPPONは、障害の有無にかかわらず、多様な子どもたちが共に音楽をつくるインクルーシブな合唱団です。手話の表現で歌う「手歌」のサイン隊と、声で歌う声隊で構成され、ベネズエラで始まった音楽の社会活動「エル・システマ」の理念のもと、国内外で活動しています。


講演では、コロン氏が「すべての人に音楽を」との思いから取り組んでいるホワイトハンドコーラスNIPPONの活動を、映像や写真を交えて紹介。京都市会でのパフォーマンスや、ドイツ・ボンで開催された「ベートーヴェンフェスト・ボン」への参加、国連ウィーン事務局でのベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」の披露など、国内外に広がる活動について語られました。


さらに、その活動を支える大切な力として、Imagination(誰かの痛みを想像する力)、Creation(創造で枠を壊す力)、Innovation(感動で人を興す力)の三つを挙げ、違いを認め合い、誰かと比べることなく「私は私でいい」と思える社会を築くことの大切さを強調されました。


また、手歌で用いる白い手袋を「新しい楽器であり、喜びとインクルージョンの象徴」と表現。誰かの喜びを自分の喜びとして分かち合うことや、子どもたちこそが未来をつくる存在であることに触れ、音楽には人と人との間にある見えない壁を越え、誰もが自分らしく表現できる社会へとつなぐ力があると述べられました。




講演の最後には、来場者全員が手歌による「花は咲く」に挑戦。同曲は、東日本大震災からの復興に取り組む人々へ、エル・システマ発祥の地・ベネズエラから応援の思いを込めて制作されたカバーソングです。コロン氏の手の動きに合わせて会場が一つになり、場内は笑顔と感動に包まれました。



講演会に参加されたお客様からは、次のような感想が寄せられました。

「私は耳が聞こえませんが、手歌と音楽で多くの人を結び、壁をなくしていきたいと思いました。互いを知らないまま思い込みや偏見を持つのではなく、子どもたちの未来を一緒に考える社会になってほしいです」

「映像の中で子どもたちが笑顔で互いの個性を尊重しながら、ハーモニーを奏でる姿が印象的でした。違いを認め合うことの大切さを改めて感じ、このような活動がさらに広がってほしいと思いました」

「ホワイトハンドコーラスの活動を初めて知り、音楽と人との関わりが社会を変える力を持つことを実感しました。自分の中にあった心のバリアが解かれ、最後に会場のみんなで『花は咲く』を手歌で表現できたことも心に残りました」



※本事業は、賛助会費による公益事業として開催しました。賛助会員の皆様に、心より感謝申し上げます。