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2025/12/12 ミュージックジャーニー

MIN-ONミュージック・ジャーニー~ケニア編~

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。

今回は、東アフリカの赤道直下に位置するケニア共和国へ、駐日ケニア共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。

 

 

ケニアは全体的に標高が高く、夏の軽井沢と評されるほど冷涼で過ごしやすいのが特徴です。公用語は英語とスワヒリ語であり、大切にされているスワヒリ語の言葉に「ハランベー(皆で力を合わせる)」があります。

 

初代のケニヤッタ大統領が国のスローガンとして掲げ、国章のリボンにも刻まれるなど、人々を支える重要なキーワードになっています。

 

MAKE IT KENYA PHOTO / STUART PRICE

 

 ケニアの旅のしおり 

・ナイロビの近代的な街並みを散策しよう

国立公園で圧倒的な大自然を満喫しよ

・伝統楽器「ニャティティ」の音色を聴いてみよう


 

旅の始まりは、民音が1991年に招聘した「ケニア国立民族音楽舞踊団」の公演から、力強いマサイ族の踊りをご覧いただきます。

 

 

アフリカ有数の世界都市 首都ナイロビ

ケニア中南部に位置する首都ナイロビは、アフリカでも特に先進的な都市です。キャッシュレス決済や配車アプリなど、デジタルサービスの導入が進んでおり、観光客もスマホ1つで快適に過ごせるのが魅力です。

 

 

多数の国際機関が集積

ナイロビには、さまざまな国際機関の本部が設置されています。特に国連は国連環境計画と国連人間居住計画の本部を置き、その支援のために主要事務所の1つを設立するなど、ナイロビを重要拠点都市としています。

 

自然と都市の共生

ナイロビの大きな特徴は、近代化された都市と豊かな自然が共存している点にあります。その象徴的なスポットとして知られるのが、1,000ヘクタール以上もの広さをもつ都市森林「カルーラ・フォレスト」です。

 

ケニア出身のノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイ博士の働きかけによって保全され、現在でも地域組織による活動が行われています。

 

ワンガリ・マータイ博士の環境活動

2025年は、創立者池田大作先生とワンガリ・マータイ博士が出会いを結んでから20周年にあたります。博士の幅広い活動のなかで、とりわけ大きな影響を与えたのが、アフリカで5,000万本以上の植樹を実現させた「グリーンベルト運動」です。

その活動は、ナイロビ郊外の公園にわずか7本の苗木を植樹したことから始まりました。美しい緑と都市が調和するナイロビには、彼女の信念と功績が今も深く根付いています。

<マータイ博士>

「未来」は、「今」にあるのです。
将来、実現したい何かがあるなら、
今、行動しなければなりません。

 

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『ライオン・キング』の世界を体感できる大自然

ケニアには、ライオン・キングの風景のモデルにもなった雄大な自然が広がります。ここでは、再び1991年の民音公演から、トーキングドラムの演奏をお届けします。ケニアの大自然とともにお楽しみください。

 

 

グレート・リフト・バレー

アフリカを横断する幅50〜60km前後、全長約7,000kmの大地溝帯です。この大地溝帯には、アルカリ性のボゴリア湖・ナクル湖・エレメンタイタ湖からなる「大地溝帯にあるケニアの湖沼群」が広がり、ユネスコ世界遺産に登録されています。

 

強いアルカリ性の湖水と土壌は、フラミンゴをはじめとする特有の生態系を育んできました。特に最小種であるコフラミンゴにとっては、ボゴリア湖とナクル湖だけで世界の個体数の約75%が集まる時期もあるとされるほど、貴重な生息地になっています。

 

数々の国立公園

ケニアには多数の国立公園があり、その多くへは首都ナイロビを拠点にアクセスすることができます。

 

ツァボ国立公園 ・国内最大級の保護エリア
・ライオン、ゾウ、カバ、カラカルなどの幅広い野生動物が生息
アンボセリ国立公園 ・ゾウの群れを観察できる
・キリマンジャロを望める絶景が魅力
マサイ・マラ国立保護区 ・夏から秋にかけてヌーの大移動が発生
ケニア山国立公園/自然林 ・アフリカ第2の高峰ケニア山を中心とした世界遺産
・登山やトレッキングの拠点が充実

 



第2の都市 港町モンバサ

インド洋に面するモンバサ港は、東アフリカの海の玄関口です。貿易の重要拠点として、長く東アフリカ一帯の経済発展に寄与してきたことから、歴史的な価値を持つスポットが多数点在しています。

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16世紀末にポルトガルが築いた要塞「フォート・ジーザス」は、スワヒリ都市文化を伝える建造物として世界遺産に登録されています。また、隣接するオールドタウンは、インドやアラブ、ヨーロッパなどの文化が複雑に融合する貴重な歴史地区となっています。

 

ここでは、再び1991年の民音公演より、「ムンガノ・ナショナルクワイア」の合唱で、スワヒリ語で「天使」を意味する楽曲『マライカ』をお聴きください。

 

 

ケニアの音楽文化

ケニアでは都市化の進展により、音楽面にも現代的・国際的な影響が強く表れています。一方で、多民族国家ならではの多様な文化が存在し、伝統音楽も大切にされているのが特徴です。

 



伝統楽器

ケニアには独自の打楽器、弦楽器が存在しており、そのうちのいくつかは民音音楽博物館にも所蔵されています。

 

アデウデウ

テソ族に伝わるハープのような楽器

ニャティティ

ルオ族に伝わる、ボウル状の胴をもつ八弦の撥弦楽器(リュート)

キヘンべ・ンゴマ

動物の皮を張った太鼓

 

ここでは、民音公演より、ルオ族に伝わる8弦の伝統楽器「ニャティティ」の演奏をお聴きください。

 

 

ケニアの音楽ジャンル

ニャティティは現代音楽でも使われており、たとえばナイロビで1940年代~60年代に生まれた「ベンガ」というジャンルで耳にすることができます。ベンガは古典民謡とアフリカンルンバが融合したケニアの大衆音楽です。

 

代表的なアーティストとしては、1967年以降、長年にわたり多くの人々に親しまれてきた同国の伝説的ミュージシャン、「ジョセフ・カマル」が挙げられます。

 

 

さらに、近代のナイロビでは若者の間で「ゲンゲ」や「ゲンゲトーン」と呼ばれるヒップホップが生まれるなど、独自の音楽文化が育まれています。

 

最後に、駐日ケニア共和国大使館が推薦する音楽家の演奏をお楽しみください。

  1. Fernando Anuang’a - Maasai Jumping dance - MAASAI Dance - Vertical jumps


 

  1. Sauti Sol - Kuliko Jana ft (Red Fourth Chorus)


 

  1. Kenyan Boys Choir - Asio


 

皆さん、ケニアへの音楽の旅はいかがでしたでしょうか。

音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

 

 

協力、写真提供:駐日ケニア共和国大使館

 

Min-On Concert Association

-Music Binds Our Hearts-

 

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