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2025/11/28 ミュージックジャーニー

MIN-ONミュージック・ジャーニー~サウジアラビア編~

メッカ州ジェッダ

 

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。

今回は、アラビア半島に位置するサウジアラビア王国へ、駐日サウジアラビア王国大使館文化部の皆様とともにご案内いたします。

 

 

サウジアラビアは「サウード家のアラビア」を意味します。もともとは1744年にサウード家の祖とされるムハンマド・イブン・サウードが宗教指導者ムハンマド・イブン・アブドルワッハーブと盟約を結び、サウード王国の基礎を作ったとされます。

 

その後、1932年にアブドルアジーズ・イブン・サウードがサウジアラビア王国の初代国王に即位したのが、国のはじまりです。

 

リヤド州アル・ムラッバ歴史宮殿

リヤド州アル・ムラッバ歴史宮殿

 

「サウジ・ビジョン2030」と「リヤド万博2030」に世界が注目

「サウジ・ビジョン2030」とは、2016年にサウジアラビアで発表された経済改革構想のことです。経済・生活・健康福祉・環境・エンタメといった幅広い分野にわたって、独自の成長ビジョンをまとめたものであり、各分野で具体的な目標が設定されています。

 

すでに「幸福度指数の向上」「観光客数増加」「雇用環境の改善」といった目覚ましい成果が表れており、国内を取り巻く環境は大きく変化しています。そして、サウジ・ビジョン2030と併せて重要なトピックとなっているのが、2030年に開催される「リヤド万博」です。

 

2030年リヤド万博

2030年リヤド万博

 

豊かな文化と経済、持続可能な成長目標への貢献などが評価され、2030年の万博開催地として首都のリヤドが選ばれました。今回は進化を続けるサウジアラビアを、音楽とともに旅しましょう。

 

 サウジアラビアの旅のしおり 

サウジ・ビジョン2030で進化するサウジの「今」に迫ろ

世界最大の都市公園「キング・サルマン・パーク」をのんびり散策しよ

文化と自然が紡ぐサウジの多彩な地域をめぐってみよう

活躍する女性アーティストたちの作品に触れてみよう

 

最先端テクノロジーと緑が共存する都市 首都リヤド

リヤド州キング・アブドゥラー金融地区

リヤド州キング・アブドゥラー金融地区

 

首都のリヤドは先進的なテクノロジーが集まる近代都市です。25社以上の世界的な建築会社によって設計された「キング・アブドゥラー金融地区(KAFD)」は、高度なデジタルインフラを備えたビジネスの中心地として、圧倒的な存在感を放ちます。

 

キング・サルマン・パークとロイヤル・アート・コンプレックス(イメージ)

 

一方、サウジ・ビジョン2030ではグリーン分野への取り組みも進められており、2026年はじめ頃には世界最大の都市公園である「キング・サルマン・パーク」が開園予定です。広大な緑地には生物多様性を踏まえたさまざまなエリアが設けられ、都会のオアシスとしての役割が期待されています。

 

また、公園内には国立劇場や美術館、芸術アカデミーなども設けられ、文化拠点としても活用される予定です。

 

文化と自然が紡ぐサウジアラビアの多彩な地域へ

サウジアラビアには13の州があり、地域ごとに異なる特色を持つのも魅力です。北西部のタブーク州アル・ハクルでは静かな紅海の絶景が、南西部のアシール州アブハーでは爽やかな高原風景が旅人を待ち受けます。

 

そして、メッカ州にある第2の都市ジェッダの旧市街では、世界遺産にも登録される歴史地区でサウジアラビアの歴史と伝統文化を体感できます。また、北西部の砂漠地帯に位置するアルウラには、国内初の世界遺産「アルヒジュル」があり、古代都市の遺構として砂岩の大地に刻まれた悠久の物語を伝えます。

 

ほかにも、緑豊かな高地が広がる南西部のアルバハ州や、オアシス農業が栄えるアル・カシム州などには、自然と生活文化が調和するエリアが広がります。サウジアラビアの地域を巡る旅は、文化の奥行きと自然の多様性を感じられる、忘れられない経験になるでしょう。

 

タブーク州アル・ハクルアシール州アブハー 

メディナ州アルウラ アルヒジュル

メディナ州アルウラ アルヒジュル

アルバハ州アル・カシム

メッカ州ジェッダ

メッカ州ジェッダ

 

サウジアラビアと日本の絆

2025年は両国の国交樹立70周年の記念すべき年です。リヤドでは第5回となる「リヤド日本祭り」が開かれるなど、国内における日本への関心度は年々高まっています。

 

日本のアニメ・特撮も人気であり、なかでも1977年に放送された『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は今でも国民から愛される作品です。2017年には現地からの強い要望と協力により、ビジョン2030の一環として『恐竜大戦争アイゼンボーグ』のドキュメンタリー番組が中東地域限定で放送されました。

 

時代をけん引する女性アーティストたち

サウジアラビアの芸術・文化の分野においては、社会的な影響力を持つ女性アーティストが続々と誕生しています。

 

COSMICAT(DJ・EDMプロデューサー)

OSMICAT x HYPER - KHAREETA (FREEDOM MUSIC) 

 

マナル・アル・ダウヤン(写真家、彫刻家)

「Now You See Me, Now You Don’t」

 

ヌーフ・アルヒミアリー(芸術家・研究者)

ヌーフ・アルヒミアリー

「The Desire to Not Exist」

 

サウジアラビアの音楽文化

音楽

サウジ・ビジョン2030の取り組みとして、2017年に国内でのコンサート活動が解禁されると、音楽文化にも劇的な変化が生まれていきました。その象徴的な存在が、2019年に設立された「サウジアラビア国立オーケストラ」です。

 

以下の動画(出典:オリコン公式チャンネル)では、東京での公演の模様をご覧いただけます。

 

オーケストラ楽器にアラブの伝統楽器をミックスした独自の構成は、世界各地で評判を呼び、2024年には日本の東京でも画期的な公演を成功させました。

 

 

また、2019年からはリヤドで中東最大の音楽フェスティバル「MDLBEAST サウンドストーム」が開催されており、世界中の著名なアーティストが集まる一大イベントとなっています。

 

MDLBEASTサウンドストーム

MDLBEASTサウンドストーム

 

最後に、駐日サウジアラビア王国大使館文化部が推薦する音楽家の演奏をお楽しみください。

 

  1. Watani Alhabeeb – Talal Maddah




  1. Ya Biladi Wasili – Abu Bakr Salem




  1. Foug Haam Alsuhub – Mohammed Abdu


 

皆さん、サウジアラビアへの音楽の旅はいかがでしたでしょうか。

興味を持たれた方はぜひリヤド万博でお会いしましょう。

 

音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

 

メディナ州アルウラ

メディナ州アルウラ


協力、写真提供:Visit Saudi, 駐日サウジアラビア王国大使館文化部

 

Min-On Concert Association

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