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「韓日青年音楽家の出会い2025」を開催

両国の外交関係樹立60周年を記念して、2025年4月18日(金)、駐日韓国大使館 韓国文化院との共催で、東京都の韓国文化院ハンマダンホールにて、シリーズ第7回目となる「韓日青年音楽家の出会い」(2018年より開催)を、4月20日(日)には、大阪韓国文化院との初めての共催で、大阪韓国文化院ヌリホールにて開催しました。
東京公演には約250名、大阪公演には昼夜合わせて約280名の方々にご来場いただきました。

4月20日、大阪韓国文化院にて
韓国国立釜山国楽院よりイ・ジンヒ氏(チャンゴ)、オ・ギョソン氏(テグム)、ハン・スジ氏(ヘグム)、シン・ジンウォン氏(パンソリ)、そして日本の浅野祥氏(津軽三味線)、本間貴士氏(二十五絃箏)、坂本雅幸氏(太鼓)が出演しました。
4月18日、韓国文化院にて
プログラムの前半では、国立釜山国楽院の音楽家が奏でるテグムやヘグムの繊細で情緒豊かな音色、チャンゴのしなやかで生き生きとした打音、そしてパンソリの力強く美しい歌声が会場を包み込みました。
4月20日、大阪韓国文化院にて
続いて、邦楽演奏家が、力強くも繊細に、民謡や伝統曲などを奏でると観客からは大きな拍手が送られました
また、両国の音楽家が、「アリラン連曲」や「魚童子」、「ドンパン節」を披露すると、色彩豊かなそれぞれの音色と熱の込もった両国友好の調べに、客席には感動が広がりました。
コンサートを鑑賞されたお客様からは、
「韓国の伝統楽器を初めて生で聴きました。日本の楽器がとても似ている気がして深い縁を感じ、嬉しくなりました。全員のセッションは、元々一緒にやっていたかのような演奏で、とても楽しかったです」
「日韓両国の若い方が、それぞれの伝統楽器を演奏するその意欲が素晴らしく、またこのような交流をされる姿が素晴らしいと思いました」
「最高でした。涙が止まりませんでした。やはり日本文化のルーツは韓国に繋がっていると確信しました。感謝、感謝です。今日よりは、平和を感じながら、頑張って生きていきます」
等の感想が寄せられました。
また18日、国立釜山国楽院のご一行は、公演に先立ち、民音文化センターを訪問し、古典ピアノ室や自動演奏楽器室を見学されました。
<出演者>
■韓国国立釜山国楽院
イ・ジンヒ(チャンゴ)、オ・ギョソン(テグム)、
ハン・スジ(ヘグム)、シン・ジンウォン(パンソリ)
■邦楽演奏家
浅野祥氏(津軽三味線)、本間貴士氏(二十五絃箏)、坂本雅幸氏(太鼓)
<演奏楽曲>
1.ハン・ジュファン流テグム散調
2.ヘグム独奏「⽝鳴曲」(キム・ヨンジェ作曲)
3.ピナリ、パンソリ「沈清歌」より
4.米節
5.津軽じょんから節
6.瀛曲 祇園精舎
7.新川古代神
8.アリラン連曲
9.魚童子
10.ドンパン節
なお、コンサートの映像は、後日、民音公式YouTubeチャンネルにて、公開予定となっております。是非ご覧ください。
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