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2025/02/28 特別インタビュー

【タンゴ】アジェレン&セバスティアン スペシャルインタビュー

2024年タンゴダンス世界選手権ステージ部門チャンピオン

アジェレン&セバスティアン スペシャルインタビュー


聞き手:太田亜紀


毎年8月にブエノスアイレスで開催されているタンゴダンス世界選手権。2024年大会のステージ部門で見事優勝し、今年1月から民音タンゴ・シリーズに参加しているアジェレン&セバスティアン。優勝後はブエノスアイレスのタンゴハウス「タンゴポルテーニョ」、そして「フォーエバータンゴ」で海外ツアーにも参加した。今まさに世界のタンゴシーンで引っ張りだこの彼らに、今回たっぷりとお話を伺う機会を得た。


――世界選手権の雰囲気はどうでしたか? 民音賞を受賞した瞬間いかがでしたか?

セバスティアン(以下S)モビスター・アレーナ・スタジアムが超満員で、大勢の人が僕らのことを応援してくれた。優勝した時は、みんなで感動を共有した。僕らも、みんなも泣いていたよ。美しい経験だったね。

アジェレン(以下A)みんなとても温かくて。そのことをすごく感謝しています。私はダンスにあまりに集中していたから、賞のことが頭から抜け落ちていたんです!(笑)結果を発表されてチャンピオンになっただけでなく、民音賞も獲得したと知って、感動が2倍になりました。こういう形で日本に来られるなんて本当に夢がかないました。

S 民音タンゴ・シリーズには、プグリエーセや多くの一流の音楽家やダンサーが出演をしてきたという歴史がある。だから、このツアーに参加するのは僕らの夢だったんだ。


2024年のタンゴダンス世界選手権(ブエノスアイレス)



――そして今回日本に来て、もう日本食は試しましたか? お刺身とか。

A ツアーが始まったばかりで少しずつですが、お魚が大好きなのでいずれ(お刺身も)挑戦してみたいです。


――セバスティアンは以前に日本に長期滞在していたということですが、好きな日本食は?

S カツ丼!大好きなんです。





――今回、初めて民音タンゴ・シリーズに参加した感想は?

S ここは日本だからね! すべてが完ぺきだよ。マエストロ、ファビオ・ハーゲルはすばらしいし、ダンサーもみんなとてもプロフェッショナルで、仲がいい。

A ケータリングを用意してくれる方々も、皆さんとても親切。バスで到着した途端に温かく迎えてくれて…すごくうれしかった。


――ステージ上でのお二人のダンスはキレがあって見事ですが、その裏にはいろいろな物語があると思うのですが…

A たくさんあります…!(笑)

S 自分たちで振付をするんだけど、必ず彼女ありきで彼女を輝かせるように振り付ける。それもあって彼女には厳しい要求をする。それはその通りにやれば、すごくよく見えるとわかっているからなんだ。

A 私たち二人ともすごく厳しいんです。それにステージに出ている私たちだけではなくて、照明や音響、支えてくれている人たち、みんなが一丸となって、ショーを作っています。





――公演は3月まで続きますが、日本の観客に向けて何かメッセージはありますか?

S ぜひ会場に足を運んでほしいです! どのタンゴショーも必ず何か違いがある。特に僕らはチームワークがいい。ファビオ・ハーゲルの楽団、ガスパル、カルラ、フアン、マヌエラ、歌手のヘスース・イダルゴ、そして僕ら。それが観客にとってもすごく魅力的なものに映ると思います。

A すべての会場で心を込めて踊っています。皆さんが来てくれるのを、お待ちしています!