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2020/10/08 ミュージックジャーニー

MIN-ONミュージック・ジャーニー~キューバ共和国編~

首都ハバナのカラフルな建物

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。
本日は、大自然の恵みに満ちたカリブ海最大の島国キューバ共和国に、駐日キューバ共和国大使館のご協力により、ご案内いたします。

カリブ海の真珠と呼ばれるキューバは、1年中温暖な亜熱帯気候で、緑豊かな自然や美しい海が広がっています。ヨーロッパや南北アメリカを結ぶ貿易の拠点としても栄え、古き良き町並みからは当時の様子を垣間見ることができます。



カリブ海地域最大の都市 ハバナ

首都ハバナは政治や商業などキューバの中心地であり、旧市街のラ・アバーナ・ビハエ地区は19世紀、またそれ以前の黄金時代に財力をつぎ込んで建てられた見事な建造物が多く残されており、1982年には、ユネスコ世界遺産に登録されています。

中でもキューバ・バロック建築の傑作といわれるサンフランシスコ・デ・アシス修道院や、カピトリオ(旧国会議事堂)、ハバナ湾を防衛する要塞モロ城、そして、今なお国民的英雄、建国の父とたたえられているホセ・マルティの記念博物館などには、多くの観光客が訪れています。

また、キューバ名物であるクラシックカーが多く走っているのがマレコン通りの海岸線。ここは人気のドライブルートになっています。

さらにハバナは、小説家アーネスト・ヘミングウェイゆかりの地としても有名で、キューバをこよなく愛していた彼の小説には、ハバナの海や人、酒が度々登場します。ノーベル文学賞作品『老人と海』も、コヒマル村という小さな漁村が舞台となっています。




スポーツ大国キューバ

キューバは、国民の500人に1人がオリンピックをはじめ様々な世界大会でメダルを獲得しているといわれています。中でも野球は国技と呼べるスポーツです。メジャーリーグ、日本のプロ野球など、世界を舞台に多くの選手が活躍し、オリンピックや国際大会ではその選手らがナショナルチームとして招集されメダル獲得の原動力となっています。また、高い身体能力を生かしたバレーボールでは、女子のナショナルチームが、バルセロナ・アトランタ・シドニー各五輪の3大会連続で金メダルを獲得し世界を驚かせました。



キューバの食文化と名産品

キューバの主食は米で、赤いんげん豆、豚肉、塩、油などを加えて炊き込んだ“コングリ”や、鍋で野菜や肉などを煮て作る“アジアコ”はキューバを代表する伝統料理です。また、豚肉は、人々にとって特別な食材とされており、結婚や年末などのお祝い事には、子豚を丸焼きにしたローストポークなどを食べる習慣があります。

ラム酒にライムなどを加えて作る「モヒート」や「ダイキリ」はキューバ発祥の代表的なカクテルで、国内はもとより、世界中で愛飲されています。

またキューバは世界一の葉巻の生産国で、首都ハバナには多くの葉巻工場があり、ここで生産された葉巻はヨーロッパをはじめ世界中に輸出されています。




音楽の宝庫 キューバ

キューバは、音楽の起源と発展が常に人々の生活と密接に関係しています。ノスタルジックな街中には様々なルーツを持つ多彩な音楽が溢れ、キューバの人々の魂を至るところで感じることができます。



キューバ音楽の核となっている“ソン”は、アフリカをルーツとする太鼓のリズムと、スペインをルーツとするギターと歌が融合した音楽で、キューバのあらゆる音楽シーンで圧倒的な存在感を放っています。ソンは、19世紀後半にキューバの東部で誕生した後ハバナに到着し、瞬く間に国全体に広がり、全盛期を迎えました。


演奏には、“トレス”というキューバ特有の複弦3コースのギターが用いられ、その哀愁を帯びた響きは、ソンの魅力をさらに引き立てています。

民音では、2019年に、キューバ音楽界のレジェンドとして活躍している世界的トレス奏者パンチョ・アマート(Pancho Amat)を招聘し日本ツアーを行いました。

今回は、そのステージから、伝統的なソンの味わいを損なうことなく進化させていこうとの思いが込められた曲「ソンのスウィング」と、キューバを代表する曲の一つ「トゥーラの部屋」をお楽しみください。


〈パンチョ・アマートプレイリスト〉

1.「ソンのスウィング」
こちらからご視聴いただけます。

2.「トゥーラの部屋」
こちらからご視聴いただけます。



〈パンチョ・アマート〉
キューバのソンの神髄を伝統編成で送り届け、かつ革新的な演奏にも挑戦を続けてきた、世界的トレス奏者。2010年には、キューバ共和国政府より、『2010年キューバ音楽大賞』を受賞し、国民的音楽家としてキューバ国内のみならず、全世界で活躍している。


1993年に民音公演のために来日したキューバ国立民族舞踊団

キューバ大使お薦めの音楽家 

最後に、駐日キューバ共和国大使館ミゲル・アンヘル・ラミレス特命全権大使が推薦する音楽家「セサル・ロペス&ハバナ・アンサンブル」をご紹介します。

セサル・ロペスはキューバを代表するサックス奏者で、2013年には、日本全国19都市で民音公演を行いました。今回は、ジャズとキューバのポピュラー音楽のレパートリーを現代的なサウンドと融合させた音楽をお楽しみください。

1. Scherezada
こちらからご視聴いただけます。
 演奏:Cesar Lopez & Habana Ensemble / Quartet

2. La Habana con Luna Manzanares La ventana del alma
こちらからご視聴いただけます。
 演奏:Cesar López 、Cesar López and Habana Ensemble & Orquesta Solistas

3. La Habana con Orlando Valle Los dioses
こちらからご視聴いただけます。
 演奏:Cesar López 、Cesar López and Habana Ensemble & Orquesta Solistas



首都ハバナの古き良き街並み


皆さん、キューバ共和国への音楽の旅はいかがでしたでしょうか。
音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

協力:キューバ共和国大使館

Min-On Concert Association
-Music Binds Our Hearts-