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2020/09/03 ミュージックジャーニー

MIN-ON ミュージック・ジャーニー ~ルーマニア編~

ペレシュ城(シナヤ町、トランシルバニア地方)


皆さん、民音ミュージック・ジャーニーにようこそ。
今回は、ヨーロッパの南東に位置するノスタルジックな中世の雰囲気たっぷりのルーマニアにご案内致します。

ルーマニアは、古い歴史を持つ国で、中世の町並みが色濃く残されています。特に古城は観光の名所で、中でも中部にあるペレシュ城(Castelul Peleș)は、ドイツ・ルネッサンス様式を取り入れた青い屋根の外観が美しく、国内で最も壮麗な城との呼び声高い古城です。
また、国の中部・トランシルヴァニア地方のブラショヴ県南部の山中にあるブラン城は、小説『吸血鬼ドラキュラ』の舞台としても有名で、別名“ドラキュラ城”と呼ばれています。


首都ブカレストは、国内最大の都市であり、文化や産業、金融等の中心都市です。
20世紀初頭、伝統的なルーマニアの建築の影響からフランスの建築まで様々な要素が混じり合ったその美しい街並みは「東のパリ」、「小パリ」と呼ばれていました。旧市街地「リプスカニ」では、その建造物が一部残っており、当時の雰囲気を味わうことができます。



また、ルーマニアとウクライナの間には、面積3,446平方キロメートルにも及ぶドナウ川のデルタが広がっています。このデルタは、ユネスコの世界自然遺産に登録されているヨーロッパ最大の天然の三角州で、美しい自然や生き物を見ることもできます。

          ドナウ川・デルタ(三角州)

ルーマニア料理のメインは肉料理ですが、農業国らしく、トマトやキャベツ、パプリカ、ナス等、国で栽培されたおいしい素材を存分に生かしたメニューや、主食の小麦を使ったデザートなども魅力的です。




ルーマニアには、パンフルートという有名な伝統楽器があり、モルドバ編でも紹介させていただきました。
ここで駐日ルーマニア大使館よりご紹介を頂きました櫻岡史子さんのパンフルートの演奏をお楽しみください。

<櫻岡史子(Fumiko Sakuraoka
パンフルートの音色に魅了され、本場ルーマニアにてパンフルート奏法を学び、第14回ルーマニア国際音楽コンクールにてオーディエンス賞受賞。ルーマニア大使館公認日本ルーマニアパンフルート協会を設立し、パンフルート研究を行っている。







1.『立葵』(
Hollyhock   作曲:櫻岡史子(Fumiko Sakuraoka

『緑萼梅』(Ryokugakubai) 作曲:櫻岡史子(Fumiko Sakuraoka
   

民音では、1987年にルーマニア国立民族舞踊団「ラプソディア・ロマーナ」、1991年に「ルーマニア少年少女合唱団」を日本に招聘し公演を開催しました。
はじめに、ルーマニア国立民族舞踊団公演より、 “舞踊組曲「ラ・シェザトアーレ」”と伝統的な打弦楽器ツィンバロムを用いた“「民謡の主題によるツィンバロムのための変奏曲」”の2曲をお楽しみください。



ルーマニア国立民族舞踊団「ラプソディア・ロマーナ」
1945年に創立された、ルーマニアの民族舞踊団。ラプソディア・ロマーナ(Rapsodia Româniă)の名は、ルーマニアの生んだ偉大な作曲家、ジョルジュ・エネスコの代表曲の一つ「ルーマニア狂詩曲」に由来している。ルーマニア全土に何百ともある舞踊団を集約したもので、各地の伝統的な舞踊、音楽、楽器等を研究、伝承している。これまで、フランスやイタリア、ドイツ、インド等、多くの国でも公演を行っている。

ルーマニア国立民族舞踊団 プレイリスト>
1.舞踊組曲「ラ・シェザトアーレ 

https://youtu.be/TpJIVkS5gfY

 

2.「民謡の主題によるツィンバロムのための変奏曲」

https://youtu.be/LuZSbIFzoOY

続いて、「ルーマニア少年少女合唱団」公演より、クラシックの名曲“鱒”“美しく青きドナウ”の2曲をお楽しみください。



「ルーマニア少年少女合唱団」(The Children's Choir of the Romanian Radio and Television)
1945年に設立された世界で最も古い国営放送直属の合唱団。これまでに世界各地で活動を行い、2004年にはEUの文化大使に任命されている。底抜けに明るいルーマニア人の民族的な特性を活かしながらも、その繊細な音楽が特徴である。

ルーマニア少年少女合唱団 プレイリスト>
1.「鱒」  シューベルト

https://youtu.be/O_3amuuh5UI

2.「美しく青きドナウ」  ヨハン・シュトラウス

https://youtu.be/f_J_P-smuhE

最後に、タティアナ・ヨシペル駐日ルーマニア特命全権大使(H.E. Mrs. Tatiana IOSIPER, Ambassador of Romania to Japan)が推薦するピアニストのクリスティアン・アガピエ(Cristian Agapie)” の演奏で、ルーマニア出身のポルムベスクによって作曲された名曲「望郷のバラード」をお楽しみください。この曲には、愛する故郷ルーマニア、そして愛する人への憧憬の念が表現されているそうです。

望郷のバラード(the Ballad) 作曲:チプリアン・ポルムベスク(Ciprian Porumbescu
(2019年11月13日 ルーマニア大使館にて)

<クリスティアン・アガピエ(
Cristian Agapie)>
2004年ジョージユネスク芸術大学(ルーマニア)ピアノ学科を首席で卒業。2006年同大学院修士科卒業。ヨーロッパ各地のオペラハウス等で多数出演。6年間、ベネツィアのフェニーチェ歌劇場でコルペティトールを務める。2005年にサンマルコオーケストラとして来日。







ルーマニアへの音楽の旅は、いかがでしたでしょうか。
音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

協力: 駐日ルーマニア大使館
                
Min-On Concert Association
-Music Binds Our Hearts-