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2020/03/02 文化講演会/レクチャーコンサート

日韓国交正常化55周年記念レクチャーコンサート「韓日青年伝統音楽家の出会い」を開催しました

2月19日(水)、日韓国交正常化55周年を記念するレクチャーコンサート「韓日青年伝統音楽家の出会い」を駐日韓国文化院、文化庁との共催で、駐日韓国文化院ハンマダンホールにて開催致しました。

公演では、佐々木さやか文科大臣政務官が主催者を代表して挨拶。政治的に両国がどのような状況であろうとも、文化交流を通して更に両国の友好が進むことへの期待を述べられました。

コンサートでは、ユ・ミヨン(コムンゴ)、ソン・ユジン(カヤグム)が韓国伝統楽器の説明や楽曲紹介を交えながら演奏、続いて中井智弥(箏奏者)が、日本に伝わり発展した筝の歴史などを交え、自身が作曲した「花のように」を二十五絃箏で独奏。

大坂孝之介(鍵盤奏者)が加わり北茨城民謡の「磯原節」、そして「Motion」を演奏すると大きな拍手が贈られました。
それぞれの楽器の特性を演奏などで紹介した後には、韓日青年伝統音楽家の共演にて、ユ・ミヨン作曲、中井智弥がアレンジを加えた特別バージョンの「深海(Deep Sea)」を演奏。

続いて弦楽器の調和がテーマとなっている楽曲「琴瑟相和 (中井智弥作曲)」、最後に「Horizon(中井智弥作曲)」が演奏されると参加した250名を超える観客から、惜しみない拍手が出演者に贈られました。

コンサートを鑑賞されたお客様からは、

「素晴らしい演奏でした。両国の音楽家が一緒に演奏している姿、そして緊張しながらも、一生懸命に話している姿が新鮮でよかったです。」

「同じ弦楽器でもここまで違うものかと思いました。すべての曲が心に響きました。またこのような公演があれば参加したいです。」
                                                                           
等の感想が寄せられました。

また、出演者のユ・ミヨンは、演奏途中のMCで、

「日本と韓国は近くて遠い国と思っていましたが、これからは音楽を通して近くて近い国にしていきたい。」

と語ると、中井智弥は、

「今回の公演でどういう人と共演したいかを聞かれたときに、真っ先にユ・ミヨンさんを上げさせてもらいました。それは、私も彼女もそれぞれが、箏、コムンゴの新しい可能性を開くために戦っていると感じたからです。」

と語られておりました。

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