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2019/12/20 海外派遣

「日韓伝統楽器の競演」を韓国で開催しました

12月3日(火)、日本大使館公報文化院との共催にて、同ニューセンチュリーホールにて、12月4日(水)ガンナム区市民会館(公報文化院後援)にて、日韓友好交流企画、「日韓伝統楽器の競演~箏とカヤグム~両国の名手たちによる豪華なアンサンブル」を開催しました。

2日間で約400名が観賞したステージは、琴の伊藤江里菜、上田麻里名、尺八の田辺恵山による日本の伝統曲で幕を開け、カヤグム奏者のジュ・ボラ、キム・ボラが韓国の楽曲が披露され、そして両国の美しき共演と続きました。

共演では、韓国の楽曲「アリラン」と日本の「さくら」を編曲した曲が続いて演奏をすると、会場は割れんばかりの拍手に包まれ、アンコールのマイケルジャクソンの 「ビリー・ジーン」が演奏されると観客は、大きな歓声と手拍子が起こり、ステージと観客が一体となりスタンディングオベーションが起こる中で公演の幕が閉じられました。

12月4日の共演の前での伊藤恵里菜、ジュ・ボラのトークで「昨日の公演の後、私は、このメンバーで、おばあちゃんになってもずっと一緒に演奏をしたい。」とジュ・ボラがその心を吐露すると、伊藤恵里菜は思わぬ言葉に、目頭を熱くし言葉を詰まらせ、そのシーンが観客の心を打ち感動が会場に広がり、両国の友好を感じる温かい雰囲気となりました。

【出演者
伊藤 江里菜 Erina Ito (生田流箏曲、地唄三絃、十七絃奏者)
ジュ・ボラ Bora Ju (伽倻琴・カヤグム)
田辺 恵山 KEIZAN TANABE (尺八)
キム・ボラ Bora Kim (伽倻琴・カヤグム)
上田 麻里名 Marina UEDA (箏 三絃 17絃 25絃箏)

来場したお客様からは、

「韓日関係に困難がある状況で、文化的な交流に関係の扉を開いていく感じがして良かった。おばあちゃんになっても、世界各地でのように演奏しようという韓国の演奏者の話に目がしらを熱させる日本演奏者様の姿に胸がジーンとしました。」

「最も印象深かった部分は、最後のパート日韓合同で呼吸のぴったり合った演奏です。特にアリランが編曲された曲では、親近感が感じられて、客席の雰囲気が すごくよくなったのを感じました。」

「アンコール曲ビリー・ジーンは、本当に予想できなかった。伝統楽器で現代音楽を演奏するなんて。手拍子しならが聴けて楽しかったです。」

「カヤグムと箏が同じ弦楽器でありながら音域が異なっていた、そしてお互いの音が調和されるのが素晴らしかった。」

等の感想が寄せられました。

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