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2019/11/26 来日アーティスト関連情報

ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」公演が終了しました

10月16日「シロンスク」一行54名は、乗り継ぎも含めたおよそ20時間の旅にもかかわらず元気に羽田空港に到着しました。

公演は、10月19日、オープンしたばかりの高崎芸術劇場で初日の幕が上がりました。

ステージでは、ポーランド各地の色鮮やかな民族衣装をおよそ10種類がまるでファッションショーのように披露され、繰り広げられる民族舞踊と包み込むような合唱はまさに圧巻。お客様にたっぷりとポーランドの民族舞踊、合唱、民族衣装を見て聴いて楽しんでいただきました。

公演に先立つ10月18日、高崎市がポーランドの東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンになっていることから、市の国際交流事業の一貫で高崎市片岡中学校を訪問しました。

生徒さんたちは衣装を着て登場した「シロンスク」のメンバーに、最初は緊張の面持ちでした。体育館で「シロンスク」の演目を見ていただいたあと、一緒に給食を食べるという機会を作って頂きました。そこから一気にメンバーと生徒の距離が縮まり、一生懸命英語で話しかける生徒や、クラスで写真を撮ったり、合唱を披露したりと充実した交流となりました。

高崎公演では、「シロンスク」一行が訪問した中学校の生徒さんが市の招待で観賞しました。その生徒さんが学校で配布されたポーランドの小旗をステージに向かって一生懸命振っていました。その生徒の後ろに座っていたチェルニャク団長一行とも再会し、一生懸命に感動を語っていました。

10月27日には、「シロンスク」舞踊団と地元少年少女部の合唱団との交流会を山口県周南市にて開催しました。合唱団の披露した「森へいきましょう」の歌声に「シロンスク」のメンバーは皆感動の涙。返礼に「森へいきましょう」の原曲である「シュワ・ジェヴェチカ」などを披露しました。最後はプレゼント交換などが行われ、大感動の交流会となりました。

子供たちの多くが「ポーランドへ行ってみたい」と口々に話しておりましたが、子供たち以上に、一緒に参加した合唱団の親御さんの方が大変に感動され、世代を超えた文化交流の一コマとなりました。

11月20日に中野サンプラザでの最終公演を行い、公演には19ヵ国の大使・大使館関係者が来場しました。

終演後には同ホールでレセプションが行われ、同舞踊団から民音創立者へ「シロンスク」の最高栄誉賞である「メセナ・シレジア賞」が贈られました。これは、ポーランドの音楽文化の普及の通じた、次世代に続く友好促進への貢献を讃えたものです。

団長からは、全公演を大成功で終えられた謝辞を述べ、「民音の目指す文化交流の一翼を担えたことに誇りに思う」と語りました。

伊藤代表理事が謝辞に立ち、公演での反響を紹介しつつ、「相互理解を広げる文化交流をいっそう尽力したい」と語りました。