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OUTREACH

東北希望コンサート

私たちは「音楽の力」で「東北の力」になりたいとの願いを込め、2012年5月より、
復興を願うアーティストの協力をいただきながら、「東北希望コンサート」を行ってまいりました。
被災地の小中学生に音楽の贈り物を届け、被災地の思いに寄り添い、
勇気と希望、癒しと再生の灯をもたらしたいと切に願っております。

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東北希望コンサートに
関わる人たち

児童のみなさんがこれからの人生で試練や困難に遭遇したときに、今日聴いた歌が少しでも乗り越える力になってほしい。

歌手 木村弓さん

多くのスタッフの方々にサポートして頂いて、被災地の学校にこのようなコンサートをお届けすることができ、とても嬉しく思います。特に今日は、私が歌った「いつも何度でも」という曲を小学校5年生、6年生の皆さんが一生懸命練習して、演奏して下さり、本当に感激しました。海と山に囲まれた自然豊かな環境でのコンサートだったこともあるとは思いますが、私自身も逆に皆さんから大きな元気をいただき、素敵なひと時を一緒に過ごさせて頂きました。今日の「東北希望コンサート」で聴いて頂いた歌が、児童の皆さんの心のどこかに残るものであったらと願っています。児童の皆さんがこれからの長い人生を歩まれる中で、試練や困難に遭遇するかもしれませんが、そんなときに今日の「東北希望コンサート」を思い出し、少しでも乗り越える力になればと思っております。
今日はたくさんの方にお世話になって、このようなコンサートを開催できたことに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

「民音が音楽で被災者に勇気を贈りたい」
避難所でのお手伝いを続ける中で、仲間と語り合ったことがきっかけで実現したのが
「東北希望コンサート」なんです。

一般財団法人民主音楽協会 東北センター長竹中栄雄

最初は「まず、避難所の被害の状況を確認しよう」くらいの気持ちでしたが、目に映ったのは周辺地域からようやく避難されてきた650名以上の方々でした。ラジオで若林区沿岸部に大津波の来襲が伝えられるとともに、数百の遺体が確認されるとの情報。海から5キロも離れた高速道路の高架下トンネルに、津波で押し流された住宅の材木などのガレキが詰まっている状況を見たときは愕然としました。夜になると、仙台港方面が赤々と燃え上っており、「一体どうなってしまうのか」との不安とともに、「何としても避難されてくる方々全員の安全を守っていかなくてはならない」と決意し、そのまま一週間泊まり込みました。若林区の後は石巻市の支援に当たりました。街全体が壊滅的な被害を受け、支援物資もまだ届きにくい状況でした。街中ガレキと泥だらけで、電気もガスも水道も全く復旧の見通しが立たない中、夜になると深淵のような闇が広がり、みな心細い思いをしていたと思います。
避難所でのお手伝いを続ける中、「民音が音楽で被災者に勇気を贈ることができないものか」と気仙沼方面への支援に行っていた津乗職員(当時東北センター勤務)とも語り合いました。そして様々な方々のご尽力を得て、約1年後、「東北希望コンサート」がスタートしました。

慣れない避難生活。苦しかったけど、
「東北希望コンサート」で元気を
もらって、一生懸命登校したのを
覚えています。

参加者の声(楢葉中学校で参加)

最初の「東北希望コンサート(2012年7月避難先のいわき市にて開催)」のときは、小学校3年生でもうあれから6年経ちました。6年経っても、このときのことはよく覚えています。とっても楽しかったです。慣れない避難生活で苦しかったけど、コンサートを聴いて元気をもらって一生懸命登校した記憶があります。また6年後に参加できて僕はとても嬉しいです。今回もあの時と同じ「東北希望コンサート」だったのにびっくりしていて、うまく言葉に表せないんですけど、すごい楽しかったです。今は楢葉町に戻って来られて心も生活も全て充実していて、めちゃくちゃハッピーです。今日のコンサートでは、生でプロの人の歌声を聴けてすごい耳が気持ちよかったです。あー、すごいなーって。僕は次のコンサートのときは(卒業して)いないかもしれないですけど、来ちゃおっかなって考えています。

全力で駆け抜けた震災からの7年。
素晴しい歌声はその疲れを
一気に癒してくれました。

福島県双葉郡楢葉町立楢葉中学校・校長荒木幸子さん

辛島美登里さんのコンサートでは、どの曲も本当に素晴らしかったのですが、その中でも「手をつなごう」「一歩一歩ずつ」では勇気をもらいました。音楽の素晴らしさをあらためて感じるコンサートでした。子どもたちは去年4月にこの学校に帰ってきて、やっと当たり前の生活ができるようになり、その中で伸び伸びと学習をしています。「東北希望コンサート」は子どもたちに透き通るような声で「たくさんの勇気」と「心に染みる感動」を与えてくれました。この学校においでくださったことを心から感謝しています。

活動の記録

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