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2018/11/13 海外派遣

民音芸術団・中国派遣公演を開催しました

第6回目となる「民音芸術団」派遣公演が、中華人民共和国・西安市の陝西師範大学(10/30)、西安交通大学(10/31)、西安外国語大学(11/1)で開催されました。 (中国へは5回目)

今回、派遣されたのは、筝(安嶋三保子)、十七弦(大嶋礼子)、尺八(田辺恵山)、笛(正田温子)、津軽三味線(山口ひろし)、和太鼓(石塚由有)の和楽器の演奏家と、民謡歌手(山本泉)、女性舞踊手(花柳亜寿菜、茜澤茜)を加えた9名です。

陝西師範大学では、大学構内のコンサートホールで、午後7時から開演、会場には、約1,000名の学生が詰めかけ、中国人民対外友好協会の季偉副主任、同大学の盧勝利党委副書記の他、多数の来賓が参加しました。

公演の冒頭、2人の学生が、日本語と中国語で挨拶に立ち、これまで、中国が誇る多くの音楽芸術の公演を、日本の津々浦々で行ってきた民音の功績を紹介。続いて、男子学生と女子学生、総勢45名の、美しい衣装を身に纏った群舞が披露され、民音芸術団の来訪を歓迎しました。

芸術団のステージでは、和楽器の一つひとつの音色を紹介しながら、「勧進帳」や「津軽じょんから節」の他、「津軽三味線の曲弾き」「太鼓のソロ演奏」など、日本の伝統音楽や、民謡を披露致しました。

「花笠音頭」を一緒に踊るコーナーでは、多くの学生が舞台に上り、一所懸命、民謡を踊る姿に、客席は満面の笑顔に包まれ、「牛深ハイヤ節」では、女性舞踊手が、踊りながら客席を練り歩き、歌手の山本泉さんが「サァサ、ヨイヨイ」と、合いの手を入れると、会場からも「サァサ、ヨイヨイ」と大声で反応し、「ヨイサー、ヨイサー」と言うと、更に大きな声で「ヨイサー、ヨイサー」と返って来るなど、舞台と客席が一体となって、最高潮の盛り上がりを見せました。

アンコールでは、中国の映画音楽として知られる「菊花台」が演奏され、場内からは喝采と歓声が沸き起こり、幕を閉じました。

終演後、多くの学生達が、日本の演奏家との触れ合いを求めて、舞台に上がり、互いに写真を取り合うなど、日中友好の思いに溢れた交流の場となりました。

この模様は、西安市内で放送されるニュース番組で、3回に渡り報道され、大学のホームページにも掲載されました。

観賞した学生からは、日本の美しい衣装を堪能し、伝統音楽を聴く機会を得た喜び、また、これから日中の友好が益々深まっていくことへの期待など、多くの感動の声が寄せられました。
 
その他の2つの大学でも、大きな反響があり、大成功の派遣公演となりました。


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