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2014/12/26 海外派遣

「民音芸術団」中国派遣公演(第2回)を開催しました

民音芸術団が、2回目の中国公演を、11月17日(月)は清華大学で、18日(水)は外交学院で、19日(木)は天津外国語大学で、それぞれの学生さんが参加し、開催しました。

今回の民音芸術団は、歌手の阿部三登里さん、津軽三味線の葛西頼之さん、笹川皇人さん、日本太鼓TAKERUの2人、舞踊団「若竹」の5名、舞踊聚団「NIPPON」の6名、出演者総勢16名で構成されました。

公演の冒頭、日本の文化に少しでも触れていただこうと、舞台上で、日本のお茶を、参加された方々に体験をしていただきました。和菓子を食べていただいた後、実際に点てられた抹茶を、解説を交え、お手前などもお伝えしながら、飲んでいただきました。慣れない手つきや動作に、会場から笑い声が起こるなど、和やかなコーナーとなりました。

その後は、各大学の学生さんたちによる演技が、それぞれ行われました。

オープニングは、女性は晴れ着、男性は羽織袴で登場し、ご挨拶を。終了と同時に、大太鼓が鳴り響き、太鼓と津軽三味線のセッション「花火」が始まりました。圧倒的な迫力の太鼓とスピード感あふれる津軽三味線のセッションに盛んに拍手が送られ、演奏が終わると大歓声となりました。

一転して、静かな音が流れ、晴れ着姿のNIPPONの女性5人が静かにゆっくりと入場。「綾子舞」をしっとりと踊りました。次に、舞踊団「若竹」の津軽おはら節。軽快な舞踊の途中で、傘が開くと歓声が、そして青い衣装から、一瞬で赤い衣装に変わるとどよめきが、最後の決めポーズで更に黄色の衣装に早変わりすると大歓声が沸き起こりました。

日本太鼓TAKERUの2人が、両面太鼓を肩からかけて登場。先程の演奏の余韻から、大拍手に。そして、二人の太鼓の演奏では、随所で大拍手がおきました。そこに、大きな傘を持ったNIPPONの男性舞踊手が登場。「傘踊り」を気迫を込めて踊りました。

歌手の阿部三登里さんが登場し、「あばれ太鼓」を熱唱。中国語での簡単な挨拶に、大拍手が。続けて中国では有名な「北国の春」を歌い上げました。

NIPPONによる「阿波踊り」。途中で、下駄でタップを踏む「ゲタップ」を披露すると大拍手となりました。

日本の文化に触れてもらう試みの第2弾・「隠岐祝い音頭」です。まずは、舞踊団「若竹」模範演技。そのあと、希望者に舞台に上がってもらい、片方に白、もう片方に赤いふさがついた筒状の棒「銭太鼓」を使っての演技に挑戦してもらいました。両手に持った「銭太鼓」をくるくる回しながらの演技ですが、うまく回らず、落としてしまう人がいると、場内からの爆笑がおきます。なんとか、言われたとおりに演じ切り、最後は見事なポーズで、大拍手となりました。