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「インドミュージカル『ムンバイ☆スター』」一行が長崎市の原子爆弾落下中心地碑で献花をしました
プロデューサーのデービカ・パンジャービーさんのインタビューを掲載します。
「芸術監督の仕事というのは、人々を結びつけることだと考えています。芸術を通して、その愛情が人々に通じなければいけません。
本日、献花をさせていただきまして、二度とこのような戦争が起きないようにしなくてはならないという決意を新たにしています。
私は、自身の師でもある民音の創立者を通し、先師の遺訓でもある「原爆の脅威性」を学ばせていただきました。
私自身、芸術家として、何か世の中に変化をもたらすことができるのであれば、やはり芸術を通して平和と喜びのネットワークを広げていきたいと思います。
世界平和というのは国、政府が何か方針を打ち出して決められるようなものではありません。一人一人がそれぞれ自分自身の人生をどう生きていくかによって平和はもたらされるからです。
私個人の考えではありますが、今を生きる人間同士のコミュニティーの中で愛情と友情と信頼を広げていくことが大切だと思っています。
人間は誰しもが、幸せで、安全で、衣食住の揃った暮らしを送りたいと考えています。そのためには、本当の意味でお互いの存在を尊重することが大事です。
『ムンバイ☆スター』のメンバーも全員がお互いを大事に、尊敬し合いながら日々ステージを創り上げています。だからこそ、全員がステージで自分の最大限の演技ができていると思います。
今いる場所で、周囲に幸せを広げていく、誰ひとりとして傷つけない、そういった振る舞いが世界平和につながると強く思います。
また、人と人が直接ふれあい、アイコンタクトを取ることができる「ライブ」を大切に思っています。たとえステージ上からだとしても、ご来場いただいたお客様一人一人とのふれあいが大事です。
今日、長崎での民音公演を迎える大事なこの日に献花させていただいたことには、非常に大きな意味があると考えています。この地からまた、私も祈りを始めていきます。
そして、民音創立者から頂いた励ましの通り、自分らしく、私にできる最大限まで挑んでまいります。
本日はこの長崎、また原爆落下中心碑に来させていただけたことに心の底から感謝しております。本当にありがとうございました。
」(要旨)同日夜、長崎ブリックホールでのステージを大盛況にて終了いたしました。
インドミュージカル『ムンバイ☆スター』全国ツアーは、12月19日(火)の東京公演まで各地で開催しております。
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