ウクライナ出身のオペラ歌手であるオクサーナ・ステパニュックさんによる民音学校コンサートを、10月13日鶴岡市立櫛引東小学校（山形県）で、11月14日桑折町立醸芳中学校（福島県）で開催しました。

普段聴くことのできないコロラトゥーラソプラノの美しい高音やウクライナの伝統楽器「バンドゥーラ」の音色に、児童・生徒の皆さんも真剣に耳を傾けて下さっておりました。

コンサートでは「小さな空」や「見上げてごらん夜の星を」、「赤とんぼ」などの日本の曲に加え、オペラの名曲「私は夢に生きたい（「ロミオとジュリエット」より）」や「ヴェニスの謝肉祭」もお届けし、圧巻の歌声に最後まで楽しんで頂くことが出来ました。

また、オクサーナさんの演奏中、生徒の皆さんがサプライズでウクライナの国花のヒマワリの絵を掲げると、オクサーナさんも感動したご様子で温かな雰囲気が会場中に広がりました。

ウクライナ語の体験コーナーや、自身が幼少期から10㎏のバンドゥーラを持って20㎞の道のりを歩いて学校に通ったエピソード等を通し、夢を叶えるためにも、努力を惜しまず、受験勉強や語学の習得に頑張ってほしいとエールを送りました。

鑑賞した児童・生徒からは、

「体がしびれるような歌声でビックリしました。ウクライナの楽器と歌声が合わさるとまるで夢を見ているような気分になりました」

「大きくなったら、高い声を出せるオペラ歌手になりたい」

「美しいピアノの音色とオクサーナさんの歌声が本当に素晴らしかったです。音楽はどんな辛くても悲しくても人の心を落ち着かせることができます。そのことをオクサーナさんの歌声で感じることができました」

等の感想が寄せられ、皆様の心に響いたコンサートとなりました。

※本事業は賛助会費による公益事業として行いました