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2022/09/27 文化講演会/レクチャーコンサート

日中国交正常化50周年を記念する文化講演会「日中伝統楽器奏者の共演」を開催しました

9月22日(木)、日中国交正常化50周年を記念する文化講演会「日中伝統楽器奏者の共演」が、東京都港区の赤坂区民センターで開催され、昼夜ともに約300名の参加者が鑑賞しました(共催:中華人民共和国駐日本国大使館、文化庁)。

昼公演では、中華人民共和国駐日本国大使館より孔鉉佑特命全権大使が、文化庁より都倉俊一長官が冒頭で挨拶され、この日を機に両国の友好がますます深まっていくようにとの期待を述べました。夜公演には、文化庁より杉浦久弘次長が出席し、参加者とともに公演を鑑賞しました。

記念演奏では、揚琴(鄭宇氏)、二胡(王晶氏)、笙(钱腾浩氏)の中国伝統楽器にチェロ(諸岡由美子氏)が加わり、中国民謡や日本のアニメソング「炎」が演奏されると、箏(伊藤江里菜氏)、尺八(田辺しおり氏)、十七絃(渡部祐子氏)で構成されたNADESHIKO J ENSEMBLEが日本の歌曲と二胡の演奏曲「賽馬(競馬)」を披露、両国の伝統楽器による相互交流を演出しました。

続いて、鄭宇氏、伊藤江里菜氏、田辺しおり氏によるトークセッションが行われ、両国の印象や音楽文化、今後の展望について語り合われました。

最後に、全員で、花をテーマに沖縄民謡「花」と中国民謡「茉莉花」を演奏、フィナーレではNHKドキュメンタリー番組の主題曲「絲綢之路(シルクロード)」が披露されました。

アンコールでは、鄭宇氏がジブリのアニメソング「君をのせて」を中国語で歌い、大草原を駆け抜ける馬を表した「賽馬(競馬)」が本場の二胡で演奏され、客席からは割れんばかりの拍手が送られました。

コンサートを鑑賞されたお客様からは、

「中国の楽器と日本の楽器のハーモニーがとても美しかったです。また、音楽だけでなく衣装が目を楽しませてくれました。」

「音楽には国境がないということを改めて見せていただきました。必ず文化の力で平和な世界が築いていけると確信します。」

「日中が音楽を通して、いつまでも仲良く交流してほしいです。改めて両国の伝統楽器の素晴らしさを感じました。メロディーもどれも素晴らしく心が洗われるようでした。」

等の感想が寄せられました。

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