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2020/10/15 ミュージックジャーニー

MIN-ONミュージック・ジャーニー~アメリカ編~

自由の女神と地平線

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。
今回は、駐日アメリカ合衆国大使館の御協力により、アメリカの音楽に深い関わりのある都市をご案内いたします。東西南北に広がった広大なアメリカの国土は、ブルースやカントリー・ミュージック、ソウル、ジャズ、ロックンロール、ヒップホップなど世界の多種多様な文化が融合され、独特の音楽を生み出しました。世界中の音楽が同居し、その地域で発展した伝統音楽を今でも聞くことができるのが、アメリカ文化の特徴です。

ウェストコーストの巨大音楽都市 ロサンゼルス

グラミー賞の本場ロサンゼルスは、数多くの音楽企業が本社を構え、希望に満ちたミュージシャンたちの夢を実現してきた都市といえるでしょう。
キャピトル・レコードやA&М等のレコード会社創業の地であり、ハードロック、メタル、ギャングスタラップ、ポップスなど、現在のメジャーな音楽ジャンルは、ほぼここで確立されました。またウェスト・コースト・ラップの聖地でもあり、Gファンクサウンドはここで産声をあげ、数々の映画の名作を生んでいるハリウッドは、世界の音楽とエンタテインメントの中心地として輝き続けています。

グローマンズ・チャイニーズ・シアター(ハリウッド)

ロサンゼルスに広がる地平線


モータウン・サウンドが生まれた都市 デトロイト

冬が長く、雪深い地域で、ゆったりとした社交的な人が多いといわれるアメリカ中西部は、歴史的にも音楽文化の重要な拠点となってきました。
その中でもデトロイトは、モータウン・サウンドを生み出した街で、多くの伝説的ミュージシャンを数多く世に送り出し、世界中の音楽シーンに影響を及ぼしました。スモーキー・ロビンソン・アンド・ザ・ミラクルズ、ザ・テンプテーションズ、ダイアナ・ロス、グラディス・ナイト・アンド・ザ・ピップス、スティービー・ワンダー、マービン・ゲイなど、名前を挙げると枚挙に暇がありません。
特にモータウン・レーベルは、ソウル・ミュージックという概念を確立し、新しい音楽ジャンルを創り上げました。また、ハウス・ミュージックのメッカとして、1980年代より現在に至るまでそのシーンを支えています。

モータウン歴史博物館

デトロイトに広がる地平線

 

音楽の坩堝(るつぼ)ニューヨーク“ビッグ・アップル”

かつてニューヨークは、多種多様な民族が居住し、市民はニューヨーカーと呼ばれていたことから「人種のるつぼ」と言われてきました。
カーネギーホール、ラジオシティ・ミュージックホール、ブルーノート等では、1年を通して世界中の音楽を堪能でき、地球上で最も賑やかな都市といえます。
ブロードウェイ、オフブロードウェイ、オフオフブロードウェイと呼ばれる大中小の劇場では、数多くのブロードウェイミュージカル作品を楽しむことができます。
また、地下鉄の駅構内での大道芸やバケツドラム・パフォーマンスも世界中から訪れる人々の心を和ませています。ヒップホップ(ブレイクダンス、グラフィティ、DJ、ラップ)は、ブロンクスが発祥の地で、ハーレムにある「アポロシアター」からは多くのスターが誕生しています。


ニューヨークのサブウェイ・ジャズ

国内の式典を彩るミリタリーバンド

ここで駐日アメリカ合衆国大使館より、ご推薦いただいた「ザ・エアフォース・ストリングス」と「ザ・シンギング・サージェンツ」の演奏をお楽しみ頂きたいと思います。
ミリタリーバンドは、アメリカの歴史、伝統を継承し、パレード、祝賀会をはじめとする国内の重要な式典で演奏を行っており、国民の生活、慣習に深く根づいています。

1.「アショカン・フェアウェル」
  演奏:ザ・エアフォース・ストリングス



〈ザ・エアフォース・ストリングス〉
ワシントンDCに駐在する現役空軍兵の男女20人のミュージシャンで構成されているアメリカ空軍の弦楽アンサンブル。クラシックの交響曲、ブロードウェイのショー・チューンからクラシック・ロック、ブルーグラス、愛国的な楽曲に至るまで、さまざまなスタイルの音楽を演奏している。彼らは、国際音楽大使として、世界的な文化交流を促進する役割も担い、国を代表して、世界中のコミュニティと接点を持つことを任務としている。

 

 

2.「アメリカ国家」
  演奏:ザ・シンギング・サージェンツ


〈ザ・シンギング・サージェンツ〉
現役空軍兵の男女23人のミュージシャンで構成されているアメリカ空軍の公式合唱隊で、毎年200回以上のパフォーマンスを披露してる。伝統的なアメリカーナ、オペラ、合唱音楽のスタンダード・ナンバーから現代的なブロードウェイの楽曲、ジャズに至るまで多岐にわるジャンルを歌い上げる。ワシントンDCの各地で開かれる式典、外交儀礼、教育支援イベント、地元でのコンサートにて、バンドや楽団との共演や小編成での公演などを定期的に行っている。



マクヘンリー要塞国定記念物

民音の文化交流公演

1966年当協会が初めて日本の音楽家を派遣し、公演を行ったのがアメリカで、以降、アメリカン・バレエ・シアター(1968年)、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団(1969年)、ミュージカル「スモーキー・ジョーズ・カフェ」(1998年)、ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーター(2017年)など一流の音楽家を招聘し交流を重ねてきました。






今回は、2014年に招聘し、ライアテア・ヘルム、コハラ、ネイサン・アウェアウが夢の共演を果たした「ハワイアンミュージックと魅惑のフラダンス」公演より、3曲をご紹介します。

1.「涙そうそうメドレー」
こちらからご視聴いただけます。

2.「浜辺の歌」
こちらからご視聴いただけます。

3.「パパリナ・ラヒラヒ」
こちらからご視聴いただけます。



皆さん、アメリカ合衆国への音楽の旅はいかがでしたでしょうか。
音楽の旅はまだまだ続きます。次回もどうぞお楽しみに。

See you in Next Journey!

協力:駐日アメリカ合衆国大使館

Min-On Concert Association
-Music Binds Our Hearts-

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