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ごあいさつ

 財団法人民主音楽協会(民音)は、日本フラメンコ界の第一人者、小松原庸子が率いる、小松原庸子スペイン舞踊団による「パッション・デル・フラメンコ」公演を、2013年5月12日(日)から5月23日(木)まで北海道、群馬の8都市で開催いたします。

 フラメンコは、その誕生について諸説ありますが、15世紀にスペインに辿り着いたインド起源の民族ジプシー(ヒターノ)達の苦悩や苦しみの声が歌となり、人の心に深く響く音楽として芸術性がより高まったと言われています。そして、フラメンコは歌に加えて、ギターと踊りも加わり、現代の様式が確立されて、より総合芸術として世界的な評価を受け始めました。また、2010年11月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)より、フラメンコが「無形文化遺産」に認定されました。

 1969年創立の小松原庸子スペイン舞踊団は、わが国のフラメンコ舞踊団として、先陣を切る存在です。本場スペインでも実績が認められ、日本のフラメンコ界を長年リードしてきました。一糸乱れぬ群舞の完成度と振付には定評があり、国内外で喝采を浴び、創立以来、スペインから多くの有名アーティストを迎え、フラメンコの本質を日本の観客に伝えながら、両国の文化交流に貢献しています。

 本公演では、フラメンコを知りつくす小松原庸子がステージの構成・演出・振付を担当。スペインでも最も権威あるフェスティバルに招かれるなど絶賛の声を浴びる小松原庸子スペイン舞踊団と、本場スペインの男性舞踊手で世界でも注目を浴びている、フアン・オガジャ、マルコ・バルガスも登場。ギタリスト、歌手もスペインより来日いたします。圧倒的な技量と存在感を持つふたりの男性舞踊手と、優雅な舞を披露する小松原庸子スペイン舞踊団の女性舞踊手との白熱の競演でお届けします。

※なお、小松原庸子は出演いたしません。

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