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 シュトゥットガルト放送交響楽団は、南西部ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州を代表するオーケストラです。SWR(南西部ドイツ放送協会)専属オーケストラとして、これまで50年以上にわたり非常に多くの作品を演奏、紹介してきました。1971年にはセルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)を首席指揮者に迎え、世界の音楽界に大きな刺激を与えました。1983年以降は、首席指揮者にネヴィル・マリナー(Neville Marriner)、ジャンルイジ・ジェルメッティ(Gianluigi Gelmetti)が歴任し、1996年以降は名誉指揮者ジョルジュ・プレートル(Georges Pretre)が、このオーケストラの名声を高めてきました。
 1998年9月からはサー・ロジャー・ノリントン(Sir Roger Norrington)が首席指揮者に就任し、またハインリッヒ・シフ(Heinrich Schiff)、ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger)、カール・サンクレア (Carl St. Clair)の3人が常任客演指揮者に就任しました。
 2000年秋以降のシュトゥットガルト放送交響楽団は、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ウィーン国立オペラの常連指揮者としても知られる首席指揮者サー・ロジャー・ノリントン、アメリカ・カリフォルニアのパシフィック交響楽団音楽監督を務める常任客演指揮者サンクレアに加え、名誉指揮者プレートル、そしてザンデルリングなどの客演指揮者陣、加えて国際的なソリストたち、これら音楽家がシュトゥットガルト放送交響楽団の広範な活動を支えています。
 シュトゥットガルト放送交響楽団のレパートリーは、18世紀及び19世紀のウィーン古典派からロマン派、そして新ウィーン楽派など20世紀前半の音楽を経て現代の管弦楽曲に及びます。現代の作曲家、ラッヘンマン(Lachenmann)、エトヴェシュ(Eotvos)、ヘンツェ(Henze)、ベリオ(Berio)、カーゲル(Kagel)、ベルント・アロイス・ツィンマーマン(B. A. Zimmermann)などの作品を世界初演しているのも特筆すべきことです。 また放送交響楽団としては珍しく≪シュヴェツィンゲン・フェスティバル(Schwetzinger Festspiele)≫のメインオーケストラとしてオペラ上演に参加し、バロック・オペラなどの維持保存にも努めています。
 伝統と革新、再生と創造、回想と展望、演奏技術の完璧さと自然な音楽創造、メディアへの参加と聴衆への接近、名曲プログラムと知的な期待。シュトゥットガルト放送交響楽団の未来は、これら対極をなす要素を今後とも発展させていくことにあります。


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