民音では、1975年以来、中国の豊穣な文化の数々を日本の舞台に紹介してまいりました。
30年以上にわたる文化交流により、両国の相互理解と友好の輪を広げることができました。
 
 2006年は、中国が世界に誇る国劇である京劇の魅力を紹介いたします。
2002年に続き2度目の招聘となる名門「中国京劇院」の公演を、6月から8月にかけて、
38都市で67回開催いたします。
 
 


 
 中国を代表する脚本家・呉江(ごこう)中国京劇院院長が、4年ぶりの日本公演のために、
「三国志」の英雄・の人物伝を中心に据えた構成による脚本を書き上げます。
 
現在、呉江院長は、新編京劇や人物伝など、京劇の魅力を引き出す新たな脚本
づくりに力を注いでいます。
今回の作品は、人物伝としては「三国志」の関羽に続く、第2弾となります。
 
 原題は『鞠躬尽瘁・』です。「鞠躬尽瘁(きっきゅうじんすい)」とは、
「心身を労して国事に尽力する」という意味です。
これはが残した言葉であり、の生涯そのものです。
 
清廉にして、公平。理想に向かって私心なく、ひたすらに生き抜いた
その大義と理念に殉ずる魂の輝きを、京劇を通して伝えようとしています。
 


 
 今回の作品では『三国志』の中から、「三顧の礼」から「五丈原」までの
ハイライトシーンを集め、諸葛孔明の青年期から晩年に至るまでの27年の
半生を一挙上演いたします。
 
また、各場をつなぐ狂言回しを中国京劇院初の外国人俳優石山雄太
が務めます。
 
京劇「三国志」の新たな視点__日本初演となる本公演にご注目ください。
 
MIN-ON

 
 

Copyright (C)2006 Min-On All Rights Reserved.