シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア

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ごあいさつ

民主音楽協会(民音)は、ロンドンが誇るオーケストラ「シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア」と、クラリネット界のレジェンドであるマイケル・コリンズ、そしてイギリスの名門、ロスチャイルド家出身 のソプラノ歌手で、日本歌曲を歌うシャーロット・ド・ロスチャイルドの共演によるコンサートを 2017 年 3 月に全国 5 都市で開催いたします。

イギリスのオーケストラで、斬新で独自のレパートリーを活気に満ちた演奏で届けることで知られる楽団、シティ・オブ・ロンドン・シンフォニアが、世界的なクラリネット奏者として知られるマイケル・コリンズ指揮のもと、ロスチャイルド家の歌姫、シャーロット・ド・ロスチャイルドと共演する、特別なコンサートです。

シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア(CLS)は、ワールドクラスはもちろん新進気鋭のアーティストと定期的に共演しており、演奏会はロンドン各地のコンサートホールや大聖堂だけでなく、イギリス全土で開催しています。また、音楽を通じた教育・奉仕プログラムも積極的に行っています。その CLS で2010年から首席指揮者を務めるマイケル・コリンズは、その圧倒的な技術力と繊細な音楽的センスにより、22 歳でニューヨーク・カーネギーホールにて全米デビュー。その後も有名オーケストラと共演し、現代を代表するアーティストの一人として、また クラリネットの世界的演奏家として、指揮と演奏の両面で高い評価を得ています。

シャーロット・ド・ロスチャイルドは、イギリスのロスチャイルド 6 世の長女で、ソプラノ歌手として世界各国で音楽活動を行っています。彼女は親日家としても有名で、定期的に訪れる日本での公演を機に、外国人として初めて日本の歌だけで構成し、そのすべてを日本語で歌ったCD「日本歌曲集」を 1999 年にリリース。「日本人以上に日本の心を、細やかな情感と感性で歌う歌手」と高く評価されました。また、世界各国で日本語による美しい歌声を披露し、日本の歌曲の素晴らしさを広げる活動も展開しています。

この度の日本公演は、2016 年10月にロスチャイルドとCLSの夢の共演によりリリースされた日本歌曲のCDアルバム「Hana wa saku~花は咲く~」のワールドツアーの一環として実施します。プログラムはロスチャイルドが愛してきた日本の歌曲はもちろん、「ロンドンデリーの歌」「岸辺のモリー」などアイルランド民謡編曲作品、そしてマイケル・コリンズが指揮のみならず、ソリストとして演奏を披露するなど、充実した内容でお楽しみ頂きます。

「風に寄せてうたへる春のうた」「春」「夏の思い出」、そしてアルバムのタイトルにもなった「花は咲く」などの名曲を通じ、詩や旋律の美しさと、日本ならではの季節の移り変わりによる情景を感じていただける、プレミアムな コンサートです。

予定曲目

山田耕筰:風に寄せてうたへる春のうた、あわて床屋
中田喜直:夏の思い出、たあんき ぽーんき、霧と話した、さくら横ちょう
ジェラルド・フィンジ:クラリネットと弦楽のための協奏曲 op.31
パーシー・グレンジャー:羊飼いのヘイ舞曲、ロンドンデリーの歌、岸辺のモリー
菅野よう子:花は咲く

プロフィル

シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア(City of London Sinfonia)

変革と成長をテーマに、創立45周年の歴史と40名を超えるイギリスを代表する素晴らしい音楽家を擁している シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア(CLS)は、学校、病院、そして地域などで行う年間プログラム「ミート・ザ・ミュ ージック」が発足されて早々にできたオーケストラの一つ。現在の「ミート・ザ・ミュージック」プログラムには、医療現場 において「音楽を通して健康を」との目標が掲げられ、最高品質のコンサートで演奏する超一流の音楽家たちが患者のベッドの傍で音楽を奏でている。また、ロンドンの教育病院として知られるグレート・オーモンド・ストリートなど の大型病院に入院し、学期末の研究課題を抱えた子供たちのためにも演奏活動を行っている。この他にも、定期的に北ロンドンにある介護施設を訪問したり、ホロコーストを生き延びた人々や認知症を患っている人々との音楽作りに挑戦している。 100以上のレコーディングを行ってきたCLS は、レコーディング・スタジオでの活動も意欲的に取り組み続けており、イギリスを代表するシンフォニアとして、更なる飛躍が期待されている。

マイケル・コリンズ(Michael Collins)指揮/クラリネット

クラリネット界をリードする優れた演奏家マイケル・コリンズは、同世代の音楽家の中でも最も熟達した音楽家である。ソリストとして優れたキャリアを積み続ける彼は近年、指揮者としても高く評価されており、2010年にはシティ・ オブ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者に就任。その他にもイギリスのフィルハーモニア管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、アルスター管弦楽団や兵庫芸術文化センター管弦楽団などで弾き振りや客演指揮者として招かれている。イギリス・ジャージー島で行われるリバレーション国際音楽祭の芸術監督にも就任している。
2015年度女王誕生記念叙勲で、その音楽への貢献に対しMBE勲章がコリンズに授与された。

シャーロット・ド・ロスチャイルド(Charlotte de Rothschild)ソプラノ

ザルツブルグ音楽学校、英国王立音楽大学を卒業後、同大学院を修了。世界各地で音楽活動を行い、特にヨーロッパにおけるオラトリオのスペシャリストとして知られ、幅広いレパートリーに定評がある。シャーロットはリサイタルでは様々な時代やジャンルの歌を独特のテーマに沿って組み入れ、個性的なプログラムを創作している。その中でもよく知られている「ファミリーコネクション」は、19世紀、20世紀のロスチャイルド家の友人、教師、また家族であった作曲家たち、メンデルスゾーン、ショパン、リスト、ロッシーニ、マチルダ・ド・ロスチャイルド等による数々の作品や逸話を紹介することによってロスチャイルド家の音楽的歴史を辿ろうという企画で、世界中で披露されている。
また20年にわたり日本で定期的に公演し、日本語で日本の歌や古典的な歌曲を歌っている。その成功を機に制作された「日本歌曲集-日本の旅路-」は、日本人以上に日本人の心を、細やかな情感と感性で歌う歌手として高く評価されている。このCDは、日本の歌だけで構成され、すべて日本語で歌われており、外国人としてこのようなCDを完成させたのは彼女が初めてである。2001年には NHK で「ロスチャイルドの情熱」と題した90分のドキュメンタリー番組が放映された。

スケジュール

開催日 開演時間 都道府県 会場 問い合わせ 電話番号
3/9(木) 19:00 東京都 Bunkamuraオーチャードホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
3/10(金) 19:00 東京都 オリンパスホール八王子 MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
3/12(日) 14:00 大阪府 ザ・シンフォニーホール 公演事務局 06-6966-8000
3/14(火) 19:00 愛知県 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール MIN-ON中部 052-951-5391
3/16(木) 19:00 神奈川県 横浜みなとみらいホール 大ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999

※入場料金は各会場とも最上位ランクが7,000円(税込み)です。ランク別の料金はお問い合わせ下さい。