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ごあいさつ

 財団法人 民主音楽協会(民音)は、創立50周年企画の第一弾として、また日印国交樹立60周年記念公演として、インドから国内の各地域を代表する古典舞踊の名手たちを招聘し、『インド古典舞踊の新たな創造「母なる大地の生命の舞」』を2012年11月26日(月)より全国12都市で開催いたします。
 民音は1963年の設立から、来年で50周年の記念すべき節目を迎えます。日頃の皆様への感謝の気持ちを込め、本年から再来年にかけ、50周年企画として様々な施策を実施いたします。この度、50周年企画の第一弾として、日本との交流60周年を迎えるインドにスポットをあてた、友好のステージをお届けします。
 インドには各地域によって、それぞれの土地に根ざした様々な古典舞踊が存在します。各々の舞踊は共通する部分もありながら、独自のスタイルで発達してきました。本公演ではインドを代表する3つの古典舞踊から、それぞれの名手を招聘します。
 旋回と優雅なステップが特徴である北インドの舞踊「カタック」からは、ウマー・ドグラが自らの舞踊団を率いて来日します。08年に民音公演を行い好評を博した彼女は、本公演でも伝統的な舞踊を披露するとともに、日印友好の証しとして、今回のツアーの為に創作した舞踊もお贈りします。また、「シタール」や「サーランギー」など、インドを代表する民族楽器の演奏もお楽しみいただきます。
 さらにインドで最も古い歴史を持つ南インド舞踊の「バラタナーティヤム」からはバイヴハブ・アレカールが、まるで彫刻が動きだしたかのような、東部舞踊の「オリッシー」からはダクシャ・マシュルワーラが加わり、3つのインド古典舞踊のコラボレーションを披露します。異なるインドの古典舞踊が同じステージに立つことは非常に画期的なことで、インド本国での公演も注目を集めています。
 多くの知恵と文化を生み出したインドは、まさに「母なる大地」ともいうべき国です。その精神を受け継ぐそれぞれの舞踊手たちの「生命の舞」。個性がぶつかり合い融合するステージは私たちに新たな創造の息吹を感じさせてくれることでしょう。

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