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公演紹介
【出演者】
■TAEKO+THE V.O.W
ヴォーカリストTAEKOを中心にフューチャーした、コーラスユニット。シンフォニック・ゴスペル(音楽の持つあらゆる魅力を調和させた魂の歌)のコンセプトを掲げ、クラシック、ポップス、R&B、唱歌などあらゆる音楽をオリジナルアレンジで歌いこなす。
■村上睦人(ピアノ・編曲、コーラスアレンジ)
 
ゲスト:大内義昭(ヴォーカル、アコースティックギター)
 
【予定曲目】

あの鐘を鳴らすのはあなた、勝利の凱歌〜Glory in my soul〜、HAMABE、ひまわり、
威風堂々〜TOGETHER〜、OH!HAPPY DAY、他

【日程】2004年6月6日(日) 6:00p.m.開演

【会場】文京シビックホール・大ホール

【料金】S席¥5,000 A席¥4,500 クワイヤー¥7,000  

【主催】MIN−ON
 
TAEKO(タエコ)の音楽会が帰ってくる。力強くて温かい歌声が、「クワイヤー」という音楽仲間が、「音楽をする」本当の楽しさを知ってしまったたくさんの素人たちが。2003年、舞台と客席が一体となって唱和した「あの鐘を鳴らすのはあなた」の歌詞のように、「あなたに逢えてよかった」と交歓できる場所と時間に再び会える。
 今、音楽は危機にある―そう見る音楽関係者は少なくない。音楽は機械によってコンビニエンスに粗製乱造され、音楽公害が街を侵している。日本人の「静けさ」「沈黙」への感性なんて遠い昔のこと。にぎやかしの音楽を与えられ、ひたすら消費させられる私たち現代人の音楽疲労が浮かび上がる。
 ほんのひとにぎりのプロの音楽家と、圧倒的多数のただ聞くだけのアマチュアという図式が現代音楽病の原因、と某ピアニストが診断した。だからこそTAEKOは呼びかける、「これからの時代はみんなが音楽の主役でなければ。舞台の上でプロだけが活動すべきではない」と。おとしめられた音楽を救い、そうして人々を元気にするのが、この音楽会の有り難い効用なのだ。
 受け身でなく、自らの意思で音楽を選んだたくさんの好事家たちは、いっしょに晴れの舞台を目指して事前稽古を積み重ねる。その大いなる素人たちに向かって「まず、歌を歌う心を作ることから始めましょう。うまい、へたではなく、一生懸命さが大事」と言うTAEKO。
 「『歌とは何だろう』というところから始めなければ。そういう問いをみんなで共有できた時、プロには不可能な感動を、アマチュアが作り上げることができるんです」
 古来、日本では自然倍音が鳴る琴(こと)には神が宿り、それをかき鳴らして歌うようにして吐く言葉(こと・ば)には、真(ま・こと)があると考えてきたという。歌の一つである和歌も、元々は朗々と歌うものだった。しかも、「和」が付くことからも察せられるように、仲間といっしょに歌う。日本人にとって歌は、みんなでいっしょに真実に、平和に向かう大事な道のりだった。
 TAEKOのゴスペルの音楽会は、日本人の歌心の伝統の今様の現れ。だから、この音楽会に参加する人は、とても自信にあふれているように見える。さらに積み重ねられることで現代音楽病は徐々に、着実に治癒されるに違いない。
 ところで、みんなで歌う心得についてTAEKOは、「特定のだれかにメッセージを伝えるという気持ちになることが必要」と強調する。歌は自己の気持ちの一方通行の独白でなく、個と個の対話だというのだ。
 それもまさに、自然や故郷や恋人に問いかけるための、日本人の「歌の知恵」に他ならない。やっぱり日本人なら、TAEKOといっしょに歌わにゃ損、損。
小池 真一