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2023/01/05 民音研究所

シンポジウム「コロナ禍に直面した国際音楽コンクールの現状と展望」を開催します。

民音研究所 ~平和と共生の地球社会の創造をめざして~
シンポジウム「コロナ禍で直面した国際音楽コンクールの現状と展望」

 

コロナ禍で音楽は“不要不急”とまで言われるようにもなりました。神戸などで開催している国際音楽コンクールも、実施の可否を含め、コロナ禍の影響で様々な難問を抱え、開催の延期や中止によって、音楽交流や国際交流も望めない状況となりました。

 

この度、「平和構築の音楽」を探究する民音研究所では、「コロナ禍に直面した国際音楽コンクールの現状と展望」と題してシンポジウムを企画し、阪神淡路大震災の苦境から立ち上がった世界に誇るべき「音楽のまち・神戸」に於いて開催させていただきます。

 

コーディネーターには芸術文化観光専門職大学の藤野一夫副学長を迎え、国際音楽コンクールの関係者や音楽家の皆様との意見交換並びに情報を共有する場として、「音楽」と「国際音楽コンクール」の現状と将来を展望したいと思います。

 

(出演者)
コーディネーター
藤野一夫氏(芸術文化観光専門職大学副学長・教授)


基調講演 「コンクールのリミットと非リミット――競争から集いへ」
講師 岡田暁生氏(京都大学人文科学研究所・教授)


登壇者
矢野正浩氏(フルート奏者・指揮者・公益社団法人アンサンブル神戸代表理事)
河井 拓氏(大阪国際室内楽コンクール&フェスタ総合プロデューサー)
村田英夫氏(東京国際音楽コンクール〈指揮〉実行委員長)
ほか


記念演奏
矢野正浩氏(フルート)
稲内恵美氏(ピアノ)

 

■日程(2023年)

2月4日(土)14:00(開場13:30/終了予定17:30)

 

■会場

神戸・コスモホール  
住所:兵庫県神戸市中央区浜辺通6-3-16 関西国際文化センター内
ポートアイランド線 「貿易センター駅」から徒歩3分
JR「三ノ宮駅」・阪急「神戸三宮駅」・地下鉄「三宮駅」よりフラワーロードを南へ徒歩10分(東遊園地向かい)

 

■主催:一般財団法人 民主音楽協会

■協力:公益財団法人 日本室内楽振興財団

■企画運営:民音音楽博物館・民音研究所

 

◎聴講者募集 応募方法

シンポジウムでは一般の方から聴講者の応募を受付けます。

1組2名様で、参加費は無料です。

事前申し込みが必要です。申込は画面最下部の「参加者募集中」ボタンからお願いします。

 

応募の締め切りは2023年1月20日(金)です。受付は終了させていただきました。

1月23日(月)以降、ご登録いただきましたメールに連絡させていただきます。

なお応募多数の場合は抽選とさせていただきます。

 

主な出演者プロフィル

藤野一夫氏

神戸大学名誉教授、ベルリン自由大学などドイツの多数の大学でフェローや客員教授を歴任。現在、芸術文化観光専門職大学副学長・教授。文化政策、アートマネジメント、音楽文化論、ドイツ思想史。

『公共文化施設の公共性:運営・連携・哲学』『基礎自治体の文化政策:まちにアートが必要なわけ』『市民がつくる社会文化:ドイツの理念・運動・政策』『みんなの文化政策講義:文化的コモンズをつくるために』(以上 水曜社)『地域主権の国 ドイツの文化政策:人格の自由な発展と地方創生のために』(美学出版)『ワーグナー事典』(東京書籍)『ワーグナー 友人たちへの伝言』(共訳、法政大学出版局)など。 日本ワーグナー賞(懸賞論文)最上位入選。

日本文化政策学会会長、文化経済学会<日本>理事、(公財)びわ湖芸術文化財団理事、(公財)神戸市民文化振興財団理事、(公財)尼崎市文化振興財団理事、(公財)明石文化芸術創生財団評議員、日本ワーグナー協会理事、豊中市文化芸術振興審議会副委員長、堺市文化芸術審議会副会長、吹田市文化審議会委員長、八尾市芸術文化振興審議会会長、東大阪市文化芸術審議会委員、徳島文化芸術ホール管理運営検討委員会委員長、(独法)日本芸術文化振興基金専門委員、日本万博基金国際交流部門委員長、京丹後市文化芸術基本計画策定委員会アドバイザー、その他自治体委員、NPO法人の理事など多数。

 

岡田暁生氏

京都市生まれ。大阪大学大学院博士課程単位取得退学、大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授を経て、現在、京都大学人文科学研究所教授・文学博士。

著書には「<バラの騎士>の夢」(春秋社)「オペラの運命」(中公新書・サントリー学芸賞)「西洋音楽史」(中公新書)「ピアノを弾く身体」(監修・共著・春秋社)「恋愛哲学者モーツァルト」(新潮選書)「CD&DVD51で語る西洋音楽史」(新書館)「ピアニストになりたい!」(春秋社・芸術選奨文部科学大臣新人賞)訳書「シャンドール ピアノ教本」(監訳・春秋社)。2021年に『音楽の危機《第九》が歌えなくなった日』(中央公論新社)で第20回小林秀雄賞を受賞。

 

矢野正浩氏

武蔵野音楽大学首席卒業

1987年第57回読売新人演奏会に出演。ザルツブルグ モーツァルテウム音楽大学を経て、1990年旧西ドイツ国立トロッシッゲン音楽大学大学院を最高点で修了。1992年フィンランド ヨエンスウ市立管弦楽団に首席フルート奏者として入団、同時にシベリウスアカデミー音楽大学クオーピオ校専任講師に就任。1996年より室内オーケストラ”アンサンブル神戸“を主宰し、指揮した公演は100回を数える。

2001年より神戸21世紀混声合唱団を組織し同合唱団指揮者となる。2007年1月NHK- FM名曲リサイタルに出演。2009年クルト・マズア指揮マスタークラス東京でアシスタントを務め、その模様がNHKで全国放送される。2017年3月ルーマニア国立オラデアフィルハーモニー交響楽団定期演奏会を指揮。2018年10月ジョージア国立トビリシ交響楽団定期演奏会を指揮、またトビリシで行ったフルートリサイタルは国営テレビで紹介される。

1998年第2回松方ホール音楽賞大賞受賞。平成20年度神戸市文化奨励賞受賞

令和2年度神戸市文化賞受賞

R.シュトラウスの作品を集めて行われたアンサンブル神戸第68回定期演奏会を指揮、その演奏に対して令和3年度文化庁芸術祭優秀賞受賞する。

 

稲内恵美氏

華頂女子高等学校音楽科、相愛大学音楽部卒業。 第1回かやぶき音楽堂ピアノデュオコンクール第3位。現在、関西を中心にソロ、室内楽奏者として活躍。これまでに元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団第一コンサートマスターのレオン・シュピーラーと共演。