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ごあいさつ

~2020、2022年に各地で大好評を博した“ヤーノシュカ・スタイル”圧巻のアンサンブル、待望の再演が決定!~

音楽の都ウィーンの公演は常に満席、圧巻の演奏で世界中の喝采を浴びる超絶技巧の名手たち、ヤーノシュカ・アンサンブル。2020年の初来日公演で鮮烈な印象を残し、2022年の来日公演ではさらなる進化を遂げ、各地で大好評を博した彼らによる待望の再来日ツアーです。

クラシック音楽の革命を求め、演奏の中に彼らのルーツである東欧伝統音楽の影響を忍ばせ、独特の才能を開花。“ヤーノシュカ・スタイル”という言葉を定着させたアンサンブルです。

ヴァイオリン2名、コントラバス、ピアノの4名で編成された“ヤーノシュカ・アンサンブル”。彼ら最大の魅力は、クラシックの名曲をジャズなどのテイストと融合させた斬新なアレンジと、確かな演奏技術に裏付けられたパフォーマンス! CDアルバムは、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレーベル、ドイツ・グラモフォンからリリースされています。デビュー・アルバムのタイトル名『ヤーノシュカ・スタイル』は、まさに彼らの象徴。ウィーンのみならず世界中の公演で、その実力が証明されてきました。

メンバーの4人は、ヤーノシュカ家という“家族”であり、それぞれがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン国立歌劇場といった名門オーケストラで活躍。リーダーでピアニストのフランティシェク・ヤーノシュカは、2002年にハンガリーのジェールで開催されたリスト国際ピアノコンクールで優勝した経験の持ち主で、今回の主要曲目の編曲も担当しています。

今回の公演では、これまで好評を博した曲から、2024年10月に発売予定のニューアルバムの中から新曲を加えたプログラムを構成。クラシック曲のみならず幅広いジャンルの曲を余すところなく披露します。どうぞご期待ください。

【主な予定曲目】
「キャンディード」序曲(バーンスタイン)、2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調(J.S.バッハ)、イエスタデイ(レノン=マッカートニー)、エリーゼへの贈り物~ベートーヴェンの「エリーゼのために」による~(F.ヤーノシュカ)、他
※曲目は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

主催:MIN-ON
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

Profile

プロフィル

◆ヤーノシュカ・アンサンブル JANOSKA ENSEMBLE:
ブラチスラヴァの音楽一家に生まれたヤーノシュカ兄弟(オンドレイ、ローマン、フランティシェク)と義理の兄弟、ユリウス・ダルファスの4名で構成されている。
メンバーを率いるのは、ピアノを担当するフランティシェク・ヤーノシュカ。フランティシェクは、2002年にハンガリーのジェールで開催されたリスト国際ピアノコンクールで優勝を飾った実力派。これまでロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団等の世界名門オーケストラと共演しながら、作曲、編曲家としても活躍している。ジャンルを問わず、音楽に変幻自在の彩りを添える“鍵盤の魔術師”と称されている。
ヴァイオリニストのローマン・ヤーノシュカは、ヨーロッパのあらゆるコンクールで賞を受賞し、クラシックだけでなくジャズ・ヴァイオリニストとしても世界中で活躍している。
ヴァイオリニストのオンドレイ・ヤーノシュカは、著名なヴァイオリニスト、ボリス・クシュニールのもとで学び、様々なコンクールに入賞。ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団では第一ヴァイオリンとして演奏。
そして、コントラバス奏者のユリウス・ダルファスは、ウィーン国立音楽大学を最優秀の成績で卒業。2001年より、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のステージ・オーケストラの一員として活躍。
2016年に、世界で最も長い歴史を持つクラシック音楽のレコードレーベル「ドイツ・グラモフォン」から、アルバム『ヤーノシュカ・スタイル』をリリース。オーストリアのみならず世界で大ヒットした。それに続き、2019年にアルバム『REVOLUTION』をリリース。1枚目のアルバムに続き、2枚続けてゴールド・レベルを獲得。2022年、ニューアルバム『THE BIG B’s』をリリース。2024年10月に、4枚目となるニューアルバムをリリース予定。

Tickets & Schedule

チケット&スケジュール

<2024年>

入場料金: 6,000円(税込)

上記価格は各会場の最上位ランク料金です。

都道府県 開催日 開演時間 会場 問い合わせ 電話番号
大阪 2/9(金) 18:30 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール MIN-ON関西 06-4304-9516
京都 2/10(土) 14:00 京都コンサートホール 大ホール MIN-ON関西 06-4304-9516
茨城 2/12(月・祝) 14:00 つくば・ノバホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
東京 2/13(火) 19:00 J:COMホール八王子 MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
埼玉 2/14(水) 18:30 川口リリア・メインホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
愛知 2/18(日) 14:00 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール MIN-ON中部センター 052-325-5495
岐阜 2/20(火) 18:30 長良川国際会議場 メインホール MIN-ON中部センター 052-325-5495
愛知 2/21(水) 18:30 岡崎市民会館 あおいホール MIN-ON中部センター 052-325-5495
岩手 2/23(金) 14:00 盛岡市民文化ホール 大ホール MIN-ON東北センター 022-355-4772
岩手 2/24(土) 14:00 ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂) MIN-ON東北センター 022-355-4772

公演に寄せて

ヤーノシュカ・アンサンブルは、クラシックの名曲を中心に、ジャズや民族舞曲のテイストもまじえて演奏する4人組だ。ヴァイオリン2人とコントラバス、ピアノという編成で、美しいメロディを驚きのアレンジで、楽しさ満点にきかせてくれる。

2020年の初来日では、ヨハン・シュトラウスの『こうもり』序曲にロシア歌謡のメロディを混ぜ、スピード感あふれる展開で客席をわかせると、続いてクライスラーの『愛の悲しみ』やマスネの『タイスの瞑想曲』の美麗な旋律をきかせる。さらにビートルズの名曲『イエスタデイ』をバッハの曲のリズムで奏でたり、モーツァルトをルンバに変身させたりと、あっというまの2時間だった。

クラシックの素養と技術をしっかりと身につけたメンバーのうち、2人のヴァイオリン奏者は、兄がクラシックの本格派なのに対して、弟はジャズ風など越境的なスタイルも得意と個性が異なり、幅広い表現が可能だ。

大好評を受けて2022年に実現した2回目の日本ツアーでは、サード・アルバム『The Big B’s』の曲目をとりあげていた。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの「三大B」に、バーンスタイン、バルトーク、ブルーベックという20世紀の作曲家を加えた「六大B」。メンバーの子どもたちに捧げる自作もまじえ、それらは原タイトルの最初の文字をすべて「B」でそろえる徹底ぶり。

こちらも、ベートーヴェンの9つの交響曲のエッセンスを9分間にギュッとまとめた『9つの交響曲を9分で』や、芸風の異なる兄弟の競演がききもののバッハの『2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調』など、18世紀のバッハから現代まで、作品の多彩な個性を活かしながら多様なアレンジをまじえて、とことん楽しませるプログラムだった。

息のあった4人の3回目となる日本公演。こんどはどんな曲をどんなアレンジで驚かせ、楽しませてくれるのか。その日がいまから待ち遠しい。

山崎浩太郎(音楽評論家)

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