北欧伝統音楽界の巨匠ティモ・アラコティラを音楽監督に迎え、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークから、各国を代表する女性アーティストを日本に集結させ、民音創立60周年記念として、オリジナル制作のステージをお届けします。

北欧の国々は“世界幸福度ランキング”で常に上位を保ち、ムーミンや憧れの家具、小説や人気漫画のモチーフになったとも言われる神話を持つ、日本人にとって非常に親しみのある地域です。

民音が初めて北欧より招聘公演(フィンランドよりタピオラ少年少女合唱団を招聘)を行ってから45周年に当たる、意義深い2022年。北欧フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークを代表する選りすぐりのアーティストたちが集い、皆様を北欧神話の世界に惹き込まれたかのような癒しの空間へと誘います。

北欧楽器カンテレやフィドル、ニッケルハルパの風情あふれる音色をはじめ、世界遺産に登録されている“サーミ人地域(Laponian Area)”に暮らす先住民族サーミの貴重な歌声「ヨイク」を披露します。

北欧の魅力を存分に感じていただけるよう、ナビゲーターによる北欧文化や伝統楽器の説明も盛り込みます。北欧各国の音楽文化の粋を結集した、珠玉のノルディック・サウンド! 伝統の魂を現代に継承する、女性アーティスト=女神たちの情熱に、ぜひご期待ください。

主催:MIN-ON
後援:スウェーデン大使館、デンマーク王国大使館、ノルウェー大使館、フィンランド大使館
特別協賛:株式会社 アルプ
制作協力:THE MUSIC PLANT

【予定曲目】
賛美歌 Hymn(ティモ・アラコティラ)、この道(山田耕筰)、ペチカ(山田耕筰)、サーミの伝統曲、他

ブリット・ペルニール・フロホルム(ハルダンゲル・フィドル)[ノルウェー]

ノルウェーの民族楽器ハルダンゲル・フィドルの演奏家として国を代表するミュージシャンの一人である。

受賞経験も豊富で、多くのスカラシップを受けている他、数多くのフェスティバルへ参加。アコースティックばかりでなく、エレクトリックな音楽、ジャズ、ポップミュージックや即興演奏などにも積極的にチャレンジしている。

<ハルダンゲル・フィドル>

西ノルウェーのハルダンゲル地方で生まれたノルウェーの民俗楽器。真珠母貝などで花模様の装飾が施され、現地では神聖な楽器として、主に冠婚葬祭の際に演奏されます。

サンニヴァ・アヴェリ(ニッケルハルパ/歌)[スウェーデン]

ストックホルム生まれ。ニッケルハルパを演奏し歌う他、作曲も手掛ける。

ティーンエイジャーの頃からニッケルハルパの巨匠たちに演奏を学ぶようになる。エリック・サンドストルム・インスティテュートで伝統音楽を学び、王立音楽院のフォーク音楽部にて学位を取得。2014年にソロアルバムを発表し好評を得た。

<ニッケルハルパ>

中世から伝わるスウェーデンの弦楽器。指ではなく、楽器に付いている鍵盤で音の高さを変える。12本の共鳴弦により豊かな響きを奏でる。

ヘレーネ・ブルーム(フィドル/歌)[デンマーク]

透明度の高い澄んだ声で表情豊かに歌い上げる、デンマーク期待の女性シンガー・ソングライター。

2005年にリリースした『En Sød Og Liflig Klang』は「デンマーク・ミュージック・アワード」のフォーク部門で新人賞を受賞。アメリカ、日本、ヨーロッパなどの海外ツアーも多数経験している。

<フィドル>

イタリア語を語源にもつ「ヴァイオリン」は、英語では「フィドル」といいます。ケルトや北欧の民俗音楽に多用され、軽快なメロディーを奏でます。

ヴィーヴィ・マリア・サーレンクラ(アコーディオン)[フィンランド]

まだ20代のヴィーヴィは、6歳の頃からアコーディオンを学び、2010年にはフィンランド国内のコンペティションで優勝。現在までにヨーロッパ各国における数々の世界的なアコーディオンの賞を受賞している。

ジャズからタンゴ、ポピュラーソングからフィンランドの伝統音楽まで、レパートリーも幅広い。

<アコーディオン>

フィンランド人が愛してやまない楽器。哀愁のある音色が世界中で愛されている。公演では、フィンランド・タンゴも演奏予定。

エレ・マリア・エイラ(伝統歌謡「ヨイク」)[ノルウェー]

<ヨイク>

北方地域ラップランドに暮らす先住民族サーミに伝わる、伝統歌謡「ヨイク」。欧州最古の伝統歌謡といわれ、自然界の精霊とのコミュニケー ション・ツールでもあります。

サーミは、1980年代半ばまでキリスト教の介入や厳しい同化政策による長い差別と迫害の歴史があり、ヨイクを歌うことも禁止されていました。
1994年ノルウェーのリレハンメル五輪開会式で、サーミの音楽家がヨイクを披露し、世界中で広く知られるきっかけになりました。

ティモ・アラコティラ(音楽監督/ピアノ)[フィンランド]

「北欧伝統音楽界の巨匠」と呼ばれ、多くのミュージシャンから尊敬を集める作・編曲家、プロデューサー。1980年代から多くプロジェクトを牽引し、おそらく北欧伝統音楽界でもっともクレジットされたミュージシャンである。作曲家としても有名で多くのミュージシャンが彼の音楽を演奏している。

ローペ・アールニオ(ギター)[フィンランド]

弦楽器の専門家としてフィンランドの伝統音楽シーンのもっとも重要なミュージシャンの一人。ヴァルティナやフリッグといった来日経験もあるアーティストたちのサポートも務め、信頼を集めている。

あらひろこ(カンテレ/ナビゲーター)[日本]

フィンランドの伝統楽器カンテレの演奏者、コンポーザー。情景を奏でるやわらかな演奏を持ち味に、ソロのカンテレ演奏をはじめ、馬頭琴/喉歌の嵯峨治彦とのデュオRAUMA(ラウマ)ほか、朗読や美術とのコラボレート、 内外のさまざまなジャンルのミュージシャン、アーティストと共演している。


<2022年>

入場料金: 6,500円(税込)

上記価格は各会場の最上位ランク料金です。

都道府県 開催日 開演時間 会場 問い合わせ 電話番号
埼玉 10/31(月) 18:30 東松山市民文化センター MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
東京 11/1(火) 18:30 中野サンプラザホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
東京 11/2(水) 18:30 東京文化会館 大ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
東京 11/4(金) 18:30 すみだトリフォニーホール 大ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
新潟 11/6(日) 14:00 長岡市立劇場 大ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
神奈川 11/7(月) 18:30 カルッツかわさき ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
神奈川 11/8(火) 18:30 カルッツかわさき ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
神奈川 11/9(水) 18:30 厚木市文化会館 大ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
新潟 11/11(金) 18:30 上越文化会館 MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999
大阪 11/13(日) 14:00 ザ・シンフォニーホール 公演事務局 06-6966-8000
神奈川 11/15(火) 18:30 神奈川県民ホール MIN-ONインフォメーションセンター 03-3226-9999

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