ごあいさつ

 今回来日する「バヤニハン・フィリピン国立舞踊団」は、1956年、フィリピンの伝統的芸術を社会に広めようという運動のもと、設立されたフィリピンで最も代表的な伝統舞踊団です。日本・フィリピン外交樹立60周年の佳節を迎える意義深い今年、監督、演奏家、舞踊手の一行25名での公演を披露いたします。

「バヤニハン・フィリピン国立舞踊団」はパリで特別批評家賞を受賞するなど、様々な世界フェスティバルにおいて高い評価を得ています。さらに、国内はもとよりブロードウェイ、ヨーロッパでの公演をはじめ、世界25カ国以上を巡るワールドツアーなど幅広い活動を続けています。

「バヤニハン」とは、フィリピン社会でみられる伝統的相互扶助慣行のことで、簡単に表現すると「助け合い」という意味です。フィリピン建国の父であるホセ・リサールは、中国や東南アジアなどの多様な文化を結び、海上交通の要として栄えるフィリピンの美しさを「東洋の真珠」と讃えました。今回披露するのは、長きに渡るスペイン植民地時代に影響を受けた舞踊、さらには山岳高地少数民族の舞踊や、フィリピン南部のイスラム文化の影響が強い舞踊なども取り入れたバラエティ豊かな演目です。多様な文化が感じられる、洗練された伝統的な舞踊をお楽しみいただきます。

公演概要

【主 催】 MIN-ON

【協 力】 駐日フィリピン共和国大使館

【後 援】 National Commission for Culture and the Arts (Philippines)

【協 賛】 メトロポリタン銀行(Metrobank)、オフィシャル・エアライン・パートナー:セブパシフィック航空

開催日時・会場

2016 年5月26日(木)午後6時30分開演(午後6時開場)中野サンプラザホール

予定演目

VINTA-SINGKIL(ヴィンタ-シンキル)、KUNTAO(クンタオ)、 KAZILIMUT-MALONG(カジリムット-マロン)、他

入場料金

S席 \5,500 A席 \5,000 ※税込み