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演目紹介

主な演目を紹介します。
※演目は変更となる場合もございます。予めご了承ください。

ミンガラーバー(序曲)

公演の幕開けの曲として、挨拶の意味である「ミンガラーバー」という歌詞と共にサインワイン楽団、パッタラー(竹琴)によって演奏され、全ての奏者が舞台に登場します。サインワイン楽団でよく演奏される伝統的な旋律を用いつつ、今回の公演のために新しく作られた曲です。



コードーフニンナン(古典歌謡)

「タチンジー」と総称される古典歌謡のひとつです。「レードゥエタンカッ」と呼ばれるジャンルの曲で、現在ではGの音を主音とした音階で演奏されます。多くの古典歌謡がそうであるように、作られた時代や作り手は不明です。歌詞では、王子が現れるとその身体からバラの香りが立ちのぼり、彼の威光はまるで空の太陽のようであると、王子を称えています。


ソロ舞踊

ミャンマー語で「ダビンダイン」と呼ばれるソロ舞踊は、女性一人が踊りの技巧を様々に示しながら演じる伝統的な舞踊です。今回は、サインワイン楽団、竪琴、パッタラーの演奏と共に舞踊が演じられます。指先の細かな動きや足さばきに注目しますと、その踊りの独特の素晴らしさがさらに感じられるでしょう。



糸あやつり人形

複雑な何本もの糸を操って演じられる糸あやつり人形には、王、王子、王女、馬、象など28種の人形がありますが、今回は鬼、王宮に住む子供、ゾージー(錬金術師)の三つの人形の踊りがサインワインの演奏と共に演じられます。糸あやつり人形芝居の形態は、東南アジアではミャンマーに唯一のもので、最後の王朝時代であるコンバウン時代(1772-1885)には登場していたと考えられます。もともと人間の芝居よりも糸あやつり人形による芝居の方に人気があり、その動きは人間の踊りにも影響を与えました。

トゥポトゥポ(ミャンマーの新年の踊り)

ミャンマーの新年は水を掛け合う水祭りによって大々的に祝われます。町のあちこちに仮設舞台が設置され、踊りや歌など様々なショーが繰り広げられます。数ある新年の歌の中でも「トゥポトゥポ」は踊りと共に最も人々に親しまれている曲です。今回は、カチン、カヤー、カレン、チン、ビルマ、モン、ラカイン、シャンの8つの民族の衣装をそれぞれ身に着けた女性6名と男性3名による踊りと歌によって演じられます。


オーズィー楽団

肩から紐でつるしたオーズィーと呼ばれる片面太鼓、竹を二つに割いてリズムを打ち鳴らすワーレッコウッという名の楽器、リングインと呼ばれるシンバル、けたたましい音を奏でるリード楽器のフネーで賑やかに演奏される村落音楽です。村の様々な祭事にこの楽団が呼ばれて祭りを盛り上げます。