ごあいさつ
民主音楽協会（民音）は、毎年「民音タンゴ・シリーズ」でご好評をいただいている、アルゼンチン・タンゴ公演の新しい試みとして、中小都市を中心に本場の演奏・歌・ダンスをお届けする企画「カルロス・マルサン タンゴ楽団 華麗なるアルゼンチン・タンゴの世界」を2013 年10月より、東北・中国・四国・九州地区32都市で開催いたします。民音では、1970 年よりアルゼンチン・タンゴの世界的なアーティストを招聘し「民音タンゴ・シリーズ」を毎年開催してきました。本年も１月から3月にかけて４４回目となる同シリーズの全国ツアーを実施。大好評のうちに終了いたしました。
「民音タンゴ・シリーズ」の全国ツアーは、大都市の会場が中心となり、遠方にお住まいの方のご来場が難しく、お客様から「私の街でもタンゴを聴きたい！」とのお声をこれまで多数いただいておりました。今回、そのようなリクエストにお応えする企画として「民音タンゴ・シリーズ」で周ることができなかった中小都市を中心にしたツアーを実施いたします。
本公演では、ピアニスト、カルロス・マルサンを中心に「民音タンゴ・シリーズ」に勝るとも劣らない一流のアーティストたちが来日します。カルロス・マルサンは、本年で音楽家として60年を迎えるタンゴ界の巨匠です。ブロードウェイでも上演されたタンゴ・ミュージカル・ショー「フォーエバー・タンゴ」の音楽監督を務めたことでも知られる彼が、自らの楽団を率い、本場ブエノスアイレスでも人気を集める情熱の演奏をお届けします。加えて、「民音タンゴ・シリーズ」にも出演経験がある女性歌手・ベロニカ・マルチェッティの情感あふれる歌声、ダンス・カップルのパオラ＆レオナルドの情熱的なステップも必見です。
日本とアルゼンチンとの文化交流において、40数年におよぶ「民音タンゴ・シリーズ」の歴史が果たしてきた役割は大きく、日本でのアルゼンチン・タンゴの発展と普及に寄与してきました。2ヶ国の信頼関係が新たに生んだ今回の来日公演は、まさに必見のステージ。「わたしたちの街」で実現する、選りすぐりの一流のアーティストたちによる、タンゴの伝統そして名曲の数々を存分にご堪能ください。