プロフィル
ガーナ国立舞踊団は、サハラ以南のアフリカで最初に独立を果たしたガーナの初代大統領、クワミ・ンクルマの主導で1962年に創設されました。その意図はそれまでイギリス植民地政府によって抑圧されてきたアフリカの伝統的な文化と芸能を復興し、ガーナの人々にアフリカ人としての文化的自信と誇りを回復させることでした。彼らの特徴は、ガーナ各地の伝統芸能を現代社会のコンテクストに適合する形で舞台公演用に再編した音楽・舞踊・演劇。今日の聴衆にも十分に楽しめるように工夫された新しいアフリカ文化創造の方向性は国内外で高く評価されています。
首都アクラの国立劇場を中心とした国内公演のほか、アフリカ、欧米、アジアでの数々の招聘公演にも多数参加。また、楽器や舞台道具の製作、アフリカ芸術に関する講演会や公演、ワークショップの実施など、幅広い活動を通じてアフリカ伝統芸能の知識と魅力を広めると共に、芸術を国内外で発展、支援する役割を果たしています。