民音の記念すべき100番目の交流国がヨルダンに決定!
 
 民音は1963年に創立以来、世界の様々な国々と音楽文化を通して交流を重ねて参りました。それはそれぞれの国との文化交流を通して、相互理解と平和構築への貢献を目指すものでありました。
 その歴史は中東・イスラエルよりピアニストであるフランク・ペレグの招聘に始まり、創立45周年を迎える本年、交流国は100カ国になろうとしております。
 記念すべき100番目は、本年11月から12月にかけて、ヨルダン・ハシム王国から「ヨルダン国立芸術団」を招聘いたします。
 
映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」で知られたペトラ遺跡を擁する国
 
 ヨルダンには50万年前の旧石器時代から人類が住んでいたことが知られており、紀元前1世紀ごろには映画「インディジョーンズ/最後の聖戦」で大きく注目されることになった「ペトラ遺跡」が成立するなど、長く、貴重な歴史が残されています。また、人類最古の農業が営まれていたともいわれています。
 日本においては2005年の愛知万博への参加を通じて、様々なメディアに取り上げられ、その後も様々な紀行番組でも何度も取り上げられ、注目を浴び始めております。
 万博では「死海」の水が持ち込まれ、大変に有名になりました。死海は通常の海水の10倍もの塩分濃度があり、人間が読書をしながら浮かぶことのできる湖です。イスラエルとの国境付近である西部の大地溝帯に位置し、海抜マイナス418mという地表で最も低い場所にある塩湖です。
 
※ 現在、ヨルダンでは観光資源の活用に力を入れており、3つの世界遺産が登録されています。ペトラ遺跡をはじめとして、8世紀のイスラム王朝が築いたドーム型の屋根を持つアムラ城、モザイクタイルの壁画で有名な建物が残る古代都市遺跡ウム・アル・ラサス。その他にもジェラシュ、アジュルン城、カラク城など数多くの遺跡が残されています。

 
文化省派遣で、唯一の国立芸術団が来日!
 
 「ヨルダン国立芸術団」はヨルダン・ハシム王国文化省直属の唯一の国立芸術団で、総勢25名の演奏家、舞踊家が来日します。今回は、結婚式をモチーフにした、創作演目「花嫁」を初演する他、民族音楽演奏や舞踊を通して、ヨルダンの魅力を存分に披露する予定となっております。
 アジアの西端に位置し、東西文明の十字路に位置するヨルダンは、イラク、サウジアラビア、イスラエル、シリアと国境を接し、音楽的にも隣国と融合しながら、創造性豊かな舞踊や音楽文化をもっております。
 

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