クロアチア国立民族合唱舞踊団“ラド” (一行52名)
 
“ラド(LADO)”とは古代スラブ語で「良い」「親切な」「洗練された」を意味する言葉の同意語で、クロアチア北西部の伝統的な儀式の歌の中で反復句としてよく使われる言葉である。
 
クロアチア国立民族合唱舞踊団“ラド”はプロの国立舞踊団として、1949年にザグレブに設立された。豊かな伝統に彩られたクロアチアの音楽・舞踊の研究、収集、芸術的な解釈を行い、その中でも特に美しい代表例を舞台で上演することを目的としている。
 
レパートリーには100を超える多様な舞踊作品と、数百曲の歌曲、インストルメンタル曲、歌とインストルメンタルを交えた曲が含まれる。今回来日する32人の華麗なダンサーは歌も見事にこなし、民族舞踊を披露したかと思うと、すぐれた民族合唱団に早変わりする。そのバックでは、13人の素晴らしいミュージシャンが50種類もの様々な楽器を演奏する。
 
また、非常に貴重で美しい民族衣装の独自のコレクション(1000着以上)を所有しており、コンサートでは音楽と舞踊に加え、ファッションショーのようなクロアチアの伝統的な装いの数々も楽しめる。
 
海外ツアーは中南米、北米、アジア、アフリカ、オーストラリアなど。モントリオール、バンクーバー、そして昨年の愛知など万国博覧会にも参加。2002年8月、アメリカのミネアポリスで開催された第6回世界合唱シンポジウムに、“ラド”は世界各地から招かれた22の優秀な合唱団の1つとしてヨーロッパを代表して参加。
 
コンサート活動の他に、CDやビデオ、テレビ番組、映画、舞台作品の制作にも参加している。
 
このような活動を通して、最も著名なクロアチア民族舞踊の舞踊譜作成者や振付師、編曲家、民族芸能研究者、さらに伝統民族音楽に触発された振付師や指揮者がラドに集まっている。これによって、何よりも民族芸能の本来の姿を尊重した、卓越した舞踊と音楽のレパートリーが生み出されてきた。当舞踊団を世界に知らしめているのはこの点である。
 
来日公演の編成
舞踊家 32名
演奏家 13名
団幹部・スタッフ 7名

 

 
 

 
 

 

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