民音では、2005年1月から2月にかけて「ハンブルク・バレエ」を招聘し、7都市で計12回の公演を行うことになりました。1986年、89年、94年、97年とこれまで4回招聘し毎回大きな反響を呼び、今回8年ぶり5度目の来日公演が実現します。この公演は2005年4月から始まる「日本におけるドイツ2005/2006」に先立つ行事としても開催されます。
現代バレエ界において文字通り最高の振付家の一人である、同芸術監督ジョン・ノイマイヤーは就任以来30年余、多くのハンブルク市民に愛され、カンパニーを率いてきました。ハンブルク歌劇場を拠点に数多くの振付・演出作品を発表し、優れたダンサーを輩出、さらに未来を志向しバレエの絶え間なき創造を可能とするバレエ学校も創設しています。
現代のバレエを語るとき、ノイマイヤーの存在を欠くことはできません。古典の新演出・新解釈の作品をはじめ、演劇的要素のドラマティック・バレエ、音楽に振り付けたシンフォニック・バレエの3つの作品群に分かれバレエ界に衝撃を与えてきました。特に、劇中劇の手法を取り入れた演出は、セリフなきバレエが人間の心理を深く表現できる舞台芸術であることを知らしめました。また、舞台装置もバレエ公演においては最大級のオペラ並みの製作規模を誇っております。 |
これまで欧州・北南米を席巻し、そしてアジアにも積極的に進出し、世界中で絶賛を博しているバレエ団こそジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団なのです。過去4回の日本公演で、多くのバレエ・ファンを魅了し、さらに各界のオピニオンリーダーからも称賛の拍手が送られました。
今回の上演作品は『眠れる森の美女』、『ニジンスキー』、『冬の旅』といずれのプログラムも日本初演となり、上演を待ち焦がれたバレエファンをはじめ、多くの観衆にノイマイヤーの世界を堪能していただけることでありましょう。
ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の公演にご期待下さい。 |