サンタナ ハンコック ショーター Emissaries for Peace MIN-ON
公演にあたって
about the show
プロフィール
公演スケジュール
民音では、2005年7月27日から8月2日まで、横浜、大阪をはじめ、被爆60年を迎える広島、長崎の4都市で計5回、ロック界のスーパースター、カルロス・サンタナと、ジャズ界のスーパースター、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターの3人が集結し、夢のライブセッションを実現します。

■モントルー・ジャズ・フェスティバルでの奇跡のセッション
2004年7月、モントルー・ジャズ・フェスティバルの「サンタナ3days」。その最終日に、奇跡とも言うべきセッションが実現しました。サンタナが中心となった「平和の讃歌(Hymns for Peace)」コンサート。差別や貧困のない平和な世界を訴えるサンタナのもと、ハンコック、ショーターら、多くのアーティストがジャンルをこえてひとつになった瞬間でした。彼らの音楽による平和のコラボレーションは、観客に深い感動を与え、万雷の拍手を浴びて、大成功を収めました。音楽の持つエネルギーは、人々の心を揺り動かす――この確信は、新たなる構想へと発展していったのです。

■Emissaries for Peace コンサートプロジェクトが始動!
お互いに尊敬し、意思の通い合う3人のアーティスト、サンタナ、ハンコック、ショーター。サンタナは、アーティストたちが音楽を通して平和行動の主体者となる“Emissaries for Peace(=平和の使者)”を提唱、これにハンコック、ショーターが賛同して、新たなるプロジェクトが誕生しました。「未来を平和の方向へ!」この熱いアーティストたちの思いを音楽にのせて、“Emissaries for Peace”のコンサートプロジェクトが、日本から本格的に始動いたします。

■ヒロシマ、ナガサキから、地球平和のメッセージを発信
“Emissaries for Peace”の歴史的な第一歩が、私たちの日本に刻まれます。特に、被爆60年を迎える広島と長崎を公演地と定め、それぞれの慰霊碑を訪問し献花を捧げます。原爆の投下という人類史上かつてない悲劇に見舞われた地で、彼らの奏でる音楽が、「二度と過ちを繰り返さない」との地球平和のメッセージを、強く発信するものと思います。

■世界の子どもたちの未来へ
「子ども」こそ「未来」であり、「未来」は「子どもたち」のものといえましょう。カルロス・サンタナは、自ら財団を設立し、世界中の子どもたちのために、音楽を通して教育支援などを行なう活動を続けています。また、ハンコックとショーターも、芸術を通した青少年育成のための活動を行っています。この3人に共通する願いこそ、子どもたちの未来を明るく、希望輝くものにしたいというものです。

■“Emissaries for Peace”にこめた、もうひとつの願い
このコンサートプロジェクトには、多くの人たちが未来に責任をもつ「平和の使者」との自覚を呼び覚まして欲しい、との願いがこめられています。音楽を通して、聴衆をインスパイアすることが、Emissaries for Peaceのミッションといえます。まさにライブは、アーティストとオーディエンスが、互いに音楽を通して啓発しあう空間といえましょう。

■音楽の力を信じて
音楽は野蛮に抗する力となり、平和建設への一助となることでしょう。また、音楽の感動が、人と人との心を結び、人間に生きる力を与えることでしょう。そして、こうした音楽のもたらす果実こそが、未来を担う青少年の情操を豊かに育むにちがいありません。この民音の理念に相通じるEmissaries for Peaceの日本公演をサポートしたいと思います。

■カルロス・サンタナ父子が共演!
昨年のモントルー・ジャズ・フェスティバルにも自身のバンドを率いてサンタナと共演を果たした、カルロス・サンタナの息子サルバトーレも来日します。サンタナ父子の共演が日本でも実現することになり、話題となることでしょう。

つきましては、サンタナ、ハンコック、ショーターの、胸を打つ熱い音楽のメッセージをお聴きいただくとともに、本公演にご注目くださり、皆様のご支援とご協力をたまわりますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

財団法人 民主音楽協会