〜東方に咲いた美しい花〜
     
● 40年の歴史を持つ、周恩来総理提唱の文化交流使節団 ●

東方歌舞団は、周恩来総理の提唱で、文化交流使節団としての役割を担う目的をもって1962年に設立されました。以来40年間にわたり、中国の民族歌舞芸術や現代中国の生活ぶりを表現する音楽・舞踊作品を国内外に紹介するとともに、アジアをはじめとする世界各国のすぐれた音楽や舞踊芸術を中国各地の観客に届けています。
「中国人民と世界各国の友情を深め、文化交流を推進するため、他の国のすぐれた歌や踊りをよく学び、それと同じように出来るようにしなければならない」という周恩来総理の言葉を受け、東方歌舞団は日々研鑚を積み重ねてきました。現在では、団員数約260名、舞踊・楽曲のレパートリーは数百を超えます。中国国内における年間100回を超える公演では毎回チケットがすべて完売、国内で一番の観客動員を誇っています。海外公演の実績も約70カ国・地域を数えます。
優雅な清朝宮廷舞踊、生気と活気に満ちた民間舞踊、斬新な演出で現代中国を表現した歌舞、詩情豊かな踊り、ダイナミックな踊り、そして民族楽器や竹の楽器による演奏など。東方歌舞団の彩り豊かなプログラムは、人々の胸にしみ入り、深い感動を与え、世界中に多くのファンを得ています。


●芸術は美学なり〜躍進する中国が自信をもって紹介する歌舞芸術の粋●

中国はこの20年余りの間、改革・開放政策によってめざましい経済発展を遂げています。WTO(世界貿易機関)への加盟、2008年の北京オリンピック開催決定など、国際的地位も飛躍的に向上しました。
芸術分野においても、時代の精神を反映した魅力あふれる舞台芸術作品の制作に国を挙げて取り組み、それらの作品は文化交流の一環として次々と海外で公開されて大きな成功を収めています。
民音はこれまで、1991年、93年と、2度の東方歌舞団の日本公演を実現させてきました。国家を代表する一流の芸術家として高い評価を得ている演奏家・歌手・舞踊手を常時100名以上擁し、名門と呼ばれるまでに発展した東方歌舞団。その舞台は、人々を魅了し、日常からはなれた幻想的な世界へと誘います。
今回来日する団員の平均年齢は22歳。公演では、今日の中国の躍動を伝えてくれるとともに、悠久の歴史の中で育まれたオリエンタルな伝統歌舞芸術に世界各地から吸収した音楽・舞踊芸術のコラボレーションによる高度な演技と創造性豊かな表現を披露してくれることでしょう。


● 周恩来総理の言葉 ●

「東方歌舞団という名前は大いなる栄光であり、あなたたちはこの栄光ある称号を永遠に保ち続けていかなければならない」
1969.10.5 北京・展覧館劇場にて