本物の大人のエンターテインメント!ジル・ガンブスが自身のグループを率いてお届けする、
上質のイージー・リスニング・ピアノの世界!
2004年春、フランスのピアニストで指揮者のジル・ガンブスが自身のグループを率いて待望の4回目の日本公演を行うことが決定しました!ジル・ガンブスは今やポール・モーリア・グランド・オーケストラの指揮者として活躍し、人気・実力とも皆様の間に広く浸透していることはご存知のとおりです。振り返れば、2002年3月に行われた彼の最初のコンサートは“カーメン・キャバレロに捧ぐ”と題したどちらかと言えばトリビュート色の濃いステージでした。しかし、昨年1~2月の全国縦断公演では最新の映画音楽や新作を披露するなど、ジルのピアニスト、アレンジャー、そしてコンポーザーとしてのこだわりと才能が遺憾なく発揮されたプログラムと演奏で、あらゆる音楽ファンを彼独特のピアノ・ムードで魅了させたことは記憶に新しいところです。その余勢をかって7月にも再度の来日を果たし、各地で大成功を収めたことは言うまでもありません。
ジル・ガンブスは、1977年からポール・モーリア・グランド・オーケストラのキーボード奏者をつとめる傍ら、ダリダやイヴ・デュテイユなどフランスの大物歌手のバックを担当。1983年からはポール・モーリアの片腕として、そのアレンジをはじめとするすべてをサポートし、彼の絶大なる信頼を得ており1999年には遂に後継指揮者に抜擢されました。また、ジルはカラベリの晩年のアルバムのリズム・アレンジを手がけたこともあり、21世紀フランスのイージーリスニング界においては最も多忙で最も注目すべきアーティストであると言っても過言ではありません。彼のサウンドは、CD『愛情物語』を聴いていただければ分かりますが、一見オーソドックスなピアノのメロディのなかにも現代的なリズムを配し、クリエイティヴ感覚あふれる洒落たアレンジを施した演奏が特徴で、センスの良さを感じさせるところが魅力です。
今回の公演は懐かしの映画音楽から、スタンダード、ラテン、クラシック、そしてフレンチ・ポップスに至るまでバラエティ豊かに選曲。しかも、昨年没後40周年を迎え今再び注目を集める偉大な歌手、エディット・ピアフの代表作が何曲か加えられることになっています。ミュージシャンにはジル・ガンブスとは気心の知れたフランスでも超一流の腕利きが起用されるほか、日本の邦楽界において現在最もホットな琴奏者、みやざき みえこ をゲストに迎え、これまで同様にステージを華やかに演出します。そして、同時にこのコラボレーションからは、ジルの理想とするサウンドである「異文化の持つエキゾティックな要素を融合させ、文化の混血を通じて既成概念を打破した音楽の“旅”…」が実現されるのではないでしょうか。
まさに本物の大人のエンターテインメントと呼ぶにふさわしい、上質のイージーリスニング・ピアノ・コンサートになることは間違いないと確信しています。
北 川 隆 一
出演者
ジル・ガンブス カルテット
(ピアノ、ベース、ドラムス、キーボード)

ゲスト:みやざき みえこ(琴)
予定曲目
●エディット・ピアフ・メドレー
 (愛の讃歌、バラ色の人生、群衆、他)
●慕情
●シャレード
●ゴッド・ファーザー愛のテーマ
●愛情物語
●ピアノ・レッスンのテーマ
●恋はみずいろ、
●蒼いノクターン
●涙のトッカータ  他