●ウィーン側より



イザベラ・ラブダ(ソプラノ)
Izabela Labuda (Soprano)

ポーランド・コルゾフ生まれ。コルゾフ国立音楽大学、カトビッツの音楽アカデミーで学ぶ。1987年ロッツの才能ある若者コンクール、トゥールーズ国際コンクール、'88年ウィーン・ベルベデーア・コンクール、ギュータスローア・コンクールすべてに優勝。ルチアーノ・パバロッティ・コンクール演奏協会賞、'89年エッセンのオペラ座、'92年からウィーン・フォルクスオーパーで活躍。'98年長野オリンピック開会式で、小澤征爾指揮ベートーヴェン第九のソリストとして出演した。


マルチィナ・ドラーク(ソプラノ)
Martina Dorak (Soprano)

舞踊をウィーン国立歌劇場で、演劇をウィーン市立音楽院で、声楽をウィーンの市立大学のカーリー教授のもとで学ぶ。ドイツとウィーンでミュージカル出演を皮切りに、プロ活動を開始。テアター・アン・デア・ウィーンで「キャッツ」、「レ・ミゼラブル」、ハンブルグで「ザ・ファンタスティックス」、「地上の天国」に出演した。1992年よりウィーン・フォルクスオーバーの正規メンバー。同時にメルビッシュ、バーデン、ランゲンロイス、バート・イッシュルを始めとする数々の夏の音楽祭に参加。日本、中国、ノルウェー、ロンドン、マドリッド、チューリヒ、シュトウッツガルト、フランクフルト、ミュンヘンなどで公演。また、ドイツ、オーストリアでは数々のテレビ番組にも出演している。




ジョン・ディッキー(テノール)
John Dickie (Tenor)

ウィーン・フォルクスオーパー、ウィーン国立歌劇場にて多くのレパートリーを歌う他、コヴェントガーデン、パリ国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどをはじめ、ヨーロッパの各都市のオペラ劇場に出演。リリックテノールとしてありとあらゆるオペラのリリック役をこなし、モーツァルトのティトーやボリス・ゴドノフのディミトリー、或いはシュニトゥケの世界初公演でのドン・ファブリチオなどの役を歌う。ウィーン国立歌劇場においてはレパートリー役の他、ウイリアム・テル、パレストリーナ、ヤコブス・ライター、ビリー・バッド、ロメオとジュリエットの各プレミエに出演。小澤征爾をはじめメータ、ドホナーニなど非常に多くの指揮者との共演のほか、多くのテレビ、ラジオ番組にも出演。CDも数多く発売されている。




ヨゼフ・ルフテンシュタイナー(バリトン)
Josef Luftensteiner (Bariton)

オーストリア・ヴァルセー生まれ。10歳からウィーン少年合唱団に5年間在籍。ウィーン国立音楽大学声楽科で、リート、宗教音楽、オペラとコントラバスを学び、最優秀の成績で卒業。リンツ・ブルックナー音楽院声楽科でも学ぶ。オーストリア青少年コンクール優勝、ウィーン・インターナショナル・リート・コンクール優勝。1984年ウィーン・カンマー・オーパー、'85年クラーツ歌劇場に出演、1987年よりウィーン・フォルクスオーパーに入り現在も活躍中である。



ヨゼフ・フォルストナー(パス・バリトン)
Josef Forstner (Bass・Bariton)

宮廷歌手の称号をもつ彼はオーストラリアのリンツに生まれる。リンツのブルックナー音楽院にて声楽を学んだ彼は、1969年にリンツ州テアターの専属歌手となる。1976年よりはウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手として、ありとあらゆるオペレッタ、モーツァルトのオペラ、そしてまた「マイフェア・レデイ」などのミュージカルにおいても、彼の俳優的素質もかねて非常に大評判で、大活躍している歌手である。日本にはフォルクスオーパーとともに「メリー・ウィドウ」「チャールダーシュの女王」や「ジプシー男爵」などの役ですでに数回訪れている。日本を始め、アメリカ、ロシア、ヨーロッパの各国でのコンサート、そしてテレビやラジオなどでも活躍している。オペレッタには無くてはならない存在である。




●ブダペスト側より


 


アッティラ・バルドーツィ(テノール)
Attila Bardoczy (Tenor)

ハンガリーの俳優、歌手。10歳から14歳の間アルジェリアに住み、その後ブダペストの演劇大学を卒業、1983年演劇の学位を取得。在学中、著名な演出家リュビモフを始めとする人々の講義に通った。ブダペストにある音楽劇場に入団後、世界的に有名なミュージカルだけでなく、ハンガリーのミュージカルやカールマン、レハール、シュトラウスなどのオペレッタなどでも主要な役を演じた。彼の成功はハンガリー国内に留まらず、ドイツの大都市でも全員総立ちの拍手喝采を受けたことがあり、オーストリア、スイス、デンマークでも有名な役を歌っている。




イシュトヴァーン・コヴァーチハーズィ(テノール)
Istvan Kovacshazi (Tenor)

1991年に本国ハンガリーよりソロ歌手の認定証を取得。洗練された価値の高い数少ないリリック・テノールの持ち主。1995年から'97年までブダペスト・オペレッタ劇場のソリスト、'97年からはブダペスト国立歌劇場のソリスト。舞台栄えのする容姿と歌い手としての才能が相まって国内はもとより、海外公演での人気は絶大である。