結成50周年を記念する『メキシコ国立民族舞踊団』の日本公演が、
10月16日(火)開幕しました。


テノチティトラン時代、つまりアステカ帝国の栄華をしのび、 打楽器と笛のシンプルな音で舞台の幕があがります。 そしてサカテカス州の先住民集団が今も盛んに踊っている 「ロス・マタチネス」、 ミチョアカン州の伝統舞踊「ミチョアカンの古き調べ」と続きます。 「ミチョアカンの古き調べ」は、団の創設者アマリア・ エルナンデス女史が振り付け、自らも踊った代表的な演目です。
他に「革命」「ラ・チャレアーダ」など、 音楽も舞踊も衣装も、多彩で明るく、 賑やかなステージに思わずひきこまれてしまいます。 更に“ヒガンテ(巨人)”と呼ばれる張りぼてが 登場して繰り広げられる「トラコタルパンの祭り」で、 カーニバル気分は最高潮に達し、第1部が終了します。

第2部はオアハカ州のフィエスタ「ラ・ゲラゲッツァ」で幕が開くと、 メキシコ湾と太平洋が最も狭まる土地テウアンテペックを舞台にした 「ウアステカの結婚式」が始まります。 慌しい結婚の準備や花嫁をめぐる 男達の戦いなどが寸劇風に演じられる、楽しい演目です。
そして数ある舞踊団の演目の中でも最も代表的な作品で、 常にトップの男性ソリストが踊り続けてきた「ヤキ族の鹿踊り」。 メキシコでは「瀕死の白鳥」にもたとえられる、 生への尊厳に満ちた舞踊です。
さて、メキシコ音楽といえばマリアッチ。ギター、ギタロン、 ヴァイオリンにトランペット。 競うようにして披露されるマリアッチの音楽にのって、 「ハリスコの祭り」が繰り広げられます。 華やかな、心おどるステージは、この演目で幕を閉じます。

『メキシコ国立民族舞踊団』日本公演はまだ始まったばかりです。 心ゆくまでお楽しみください。
主催■ MIN-ON
共催■ 静岡新聞社・SBS静岡放送(浜松・静岡公演)
サンテレビジョン(神戸・大阪公演)
KBS京都(京都公演)
TOSテレビ大分(大分公演)
千葉日報社(千葉・市川公演)
市川市文化会館(市川公演)
福島放送(いわき公演)
後援■ メキシコ合衆国外務省/メキシコ合衆国大使館
三重テレビ放送(四日市公演)
山陽新聞社(倉敷、岡山公演)
大分市/大分市教育委員会/大分合同新聞社(大分公演)
宮崎市/宮崎市教育委員会/宮崎日日新聞社/MRT宮崎放送(宮崎公演)
宮城県/仙台市/東日本放送(仙台公演)
いわき市/いわき市教育委員会(いわき公演)
協力■社団法人 日本フォークダンス連盟