音楽の都から香り高き円舞の調べ
正真正銘、ウィーンから本場のワルツが明るい響きをもって冴え渡ります。新年の冒頭を飾るニューイヤーコンサートは、誰でも一度は耳にしたことのあるウィンナ・ワルツの名曲をお贈りし、優雅で贅沢なコンサートをお楽しみいただきます。
ワルツの王と称されるヨハン・シュトラウス鏡い蓮19歳にして早くも管弦楽団の指揮者に就任し、父ヨハン・シュトラウス祇い了犖紂1849年に父の楽団と自分のオーケストラを合併、ヨーロッパ各地で演奏して声望を一気に高めました。その楽団こそ「シュトラウス・カペレ」で、その後100年間の活動の休止を経て、1977年に再びヨハン・シュトラウス当時の伝統を受け継ぐことを使命として設立されました。ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団のメンバーを中心に構成されており、シュトラウス当時の楽器奏法のみならず、赤のスーツコートに白いズボンというコスチュームを復活させ、19世紀ヨーロッパの雰囲気を十二分に醸し出します。
今回来日する指揮者のミヒャエル・トマシェックはウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の指揮者を経て、1995年にシュトラウス・カペレの芸術監督に就任。以後、毎年アメリカ、イギリス、ドイツ等海外でも積極的な演奏活動を展開し世界的に高い評価を受けています。
音楽の優れた気品と香りが蜜のように甘いウィンナ・ワルツを、生まれながらにして呼吸してきたアーティストたちと共に、超一級のソプラノ歌手、ダンスカップルを登場させ、甘美で流麗な円舞曲の数々を堪能していただきます。どうぞお楽しみください。

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