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2017/07/21 東北希望コンサート

第60回福島県南相馬市立小高区4小学校(小高小・福浦小・金房小・鳩原小))を開催しました

山田姉妹 山田華 山田麗 東北希望コンサート 民音
6月26日(月)、第60回東北希望コンサートを、福島県南相馬市立小高区4小学校(小高小・福浦小・金房小・鳩原小)で開催しました。

会場の南相馬市の小高区四小学校は、これまで鹿島区の仮校舎で勉強していました。去年の7月、小高区の避難指示が解除された事で、今年4月、地元に戻り、小高小学校、福浦小学校、金房小学校、鳩原小学校の4校が、一つの校舎に集まって、運営を再開しています。

現在の児童数は4校あわせて62名と、以前の十分の一にも満たないのですが、全面に人工芝が敷かれた校庭や、天気の良い日には上履きのまま寝ころびながら本を読んだりできる中庭などがある一方、情報通信技術を活用したICT教育として、ヒト型ロボット・ペッパーやドローンを使った最先端の授業を受けたりと、児童の皆さんは素晴らしい環境で学校生活を過ごしています。

開演にあたり、桜井勝延・南相馬市長よりご挨拶があり、今回の東北希望コンサートの開催を大変に歓迎してくださいました。

コンサートでは、双子のソプラノデュオ山田姉妹(山田華〈はな〉さん、山田麗〈れい〉さん)が、追川礼章〈おいかわあやとし〉さんのピアノ伴奏で素晴らしい歌声を披露しました。

コンサートは、「ディズニーメドレー」で幕をあけ、児童がよく知っている「翼をください」、「にじ」を披露。児童も一緒に歌って、盛り上げてくれました。「夜の女王のアリア」(オペラ『魔笛』)では、初めて聞く本格的なクラシックの歌声に、皆、真剣に聞き入っていました。
更に「花は咲く」では、参加した保護者も一緒に手話の振り付けを交えて歌い、涙を拭う保護者もいらっしゃいました。

コンサートの御礼として児童から「BELIEVE」の合唱のプレゼントがあり、最後は、児童が全員で4つの小学校の校歌を大合唱。会場が一体となり、感動の締めくくりとなりました。

後で、校長先生にお話を伺うと「同じ校舎で学んでいるので、一体感を出す為に、4つの学校の校歌を児童全員が覚えている。」のだそうです。