HOME > NEWS一覧 > 第42回(岩手県宮古市立宮古西中学校)を開催しました

NEWS

2015/07/30 東北希望コンサート

第42回(岩手県宮古市立宮古西中学校)を開催しました

7月16日(木)午後1時30分、第42回東北希望コンサートが岩手県宮古市立宮古西中学校で開催されました。

宮古西中学校の校訓は「自彊(じきょう)」。儒教の経典にある言葉で、自分からすすんでつとめ、励むこと、という意味です。
文化祭では、「歌舞劇」を上演することで知られ、校訓の通り、脚本や作曲なども含め、全校生徒が参加して創っています。この「歌舞劇」は地域でも人気で、毎年多くの方が観劇のために学校を訪れるそうです。また、学区内には仮設住宅が8か所あり、被災した方と交流の機会をたびたび持っています。

今回は、透きとおった歌声とことばの発音の美しさからヘブンズ・ボイズと称され、CMやラジオ等でも幅広く活躍している、シンガー・ピアニストの村上ゆきさんが出演しました。

挨拶を兼ね積水ハウスの歌の披露から始まり、たおやかで心地の良いコンサートが幕を開けました。小さいころからピアニストの夢を持ちつづけ今に至る体験を通しながら、夢をあきらめなければいろいろな形をもってその夢は必ず叶う、と語りかけ、自身のオリジナル曲やカーペンターズの「Close To You」、「花は咲く」などを謳い上げました。

「1ミリのキセキ」という曲には、村上さんが待望していたオーロラを初めて見たときに感動し素直に感じた「生きててよかった」との思いと「苦しんだ分だけ幸せになれるよ」「悲しんだ分だけ優しくなれるよ」とのありのままの思いを歌にのせ披露しました。

生徒の代表から「今日のコンサートを励みにし、歌舞劇にも更にがんばっていきたいと思います」とのお礼の挨拶と、生徒全員から村上さんへ「青葉のうた」の合唱が届けられました。

最後には、村上さんの伴奏で宮古西中学校校歌を全員で大合唱。生徒達には笑顔があふれ、感動と心温まるコンサートを終えました。