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2014/10/14

【民音音楽博物館 本館】イスラエル レクチャーコンサートを開催しました

2014年10月8日(水)18:30から民音ミュージアムホール(民音文化センター内)で、レクチャーコンサート「イスラエルの名手による木管楽器の世界」を開催しました。

イスラエルの木管奏者で、世界で活躍しているエヤル・セラ氏が、「楽器はその国を映す鏡である」をテーマに、世界の様々な木管楽器について講演しました。

なぜ楽器が鏡になるかというと、その国家を形成している基本的な魂、どこからその国が始まって、どういった文化を構成しているのかといったことが、その楽器から分かると解説。まず、フルートを取り上げ、東洋に影響を受けた曲や、イスラエルの作曲家の曲を、実際にフルートを吹いて示しました。

次にクラリネットを取り上げ、楽器の中でも最も柔軟性のある楽器であると強調。ジャズもできるし、また、ジャズのような趣のあるバルカン、トルコ、ギリシャなどの曲も表現できるとして、特殊な拍子の曲などを披露した。

気候と音楽が関係していることを示すために、東ヨーロッパの小さな村の音に注目し、そこにいるロバや牛、鶏の鳴き声、人の泣き声、笑い声をクラリネットで演奏。場内の笑いを誘っていました。これらの要素が詰まった曲も紹介しました。

次に天国への門を開くための楽器で、ユダヤの5千もの寺院で一斉に吹かれるという鹿の角の楽器を紹介。

トルコのクラリネットは、イスラム教のモスクから生まれる音などが反映していて、それをあらわすタクシンというリズムのない曲を紹介しました。

世界で最もソフトな楽器の一つであるアルメニアの楽器ドゥドゥクを紹介。アルメニアは山の多い国であることから、豊かな感情と、内向きの気持ちをアルメニア人は持っており、それを反映した曲を紹介しました。

続いて中東で最も古い楽器「ズルナ」を紹介。「ズルナのささやき」とのタイトルにもかかわらず非常に大きい音が鳴り、会場を驚かせた。この楽器は、トルコ軍が使っていた楽器ですが、軍を鼓舞するためではなく、馬を速く走らせるために使われたと説明しました。

インドの楽器バーンスリー。インドの音楽は、一種の瞑想のようなものであると説明し、瞑想の要素と西洋の音楽の要素を合わせたオリジナルの曲を披露しました。

アフリカというのはすべてが連結している国で、人と土地が密接にかかわっている地域であると前置きし、このアフリカのフルートもその地域に生えている木でできていて、密接にかかわっており、また、アフリカでは、歌うことと演奏することも切り離すことができないと解説。歌うことと演奏することを同時に表現できる曲を演奏しました。

最後にフルートの奏法について解説し、スタッカートや巻き舌、さらに歌っているように聞こえる演奏法を披露しました。

ここで、イダン・ライヒェル氏を呼び込み、イダンのピアノとボーカル、エヤルのフルートの合奏となりました。イダンの哀愁を帯びた優しい声が、会場の聴衆に静かに染み込んでいました。

最後に質問会となり、今日誕生日のお客様から、「イスラエルの誕生日の曲をお願いします」との要望に、イスラエルの誕生日の曲が演奏されました。
お客様から、アンコールがかかり、二人の演奏で感動的にレクチャーコンサートが閉幕しました。

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