HOME > NEWS一覧 > 「東北希望コンサートin東京」を開催しました

NEWS

2014/03/12 東北希望コンサート

「東北希望コンサートin東京」を開催しました

東日本大震災から3年。平成26年3月11日、13時半と18時半の2回、東京・赤坂ブリッツで「東北希望コンサート in 東京」が開催されました。東北出身もしくはゆかりのアーティストが、首都東京で、東日本大震災を風化させないとの趣旨で開催されたこのコンサートには、多くの参加希望の申込があり、当日2回のコンサートもほぼ満席で、その関心の高さが伺われ、感動的なコンサートとなりました。

司会は、「東北希望コンサート」のラジオ特番でナレーションを担当し、被災地宮城出身の佐藤渚TBSアナウンサーと、被災当時、番組の生放送をしていたラジオ福島の深野健司アナウンサーが担当。

今回この趣旨に賛同して参加してくださったアーティストは、4組。岩手県出身で、岩手でしか発信できない音楽を、との思いで活躍している男女のデュオ「underpath(アンダーパス)」、宮城県出身で、地元企業・団体などのCMにも楽曲を提供している男性二人のアコースティックユニット「イケメン′ズ」、ラジオ福島「かっとびワイド」で深野アナウンサーとともに13年間番組を担当し、「福島は第2の故郷」と公言しているシンガーソングライター「普天間かおり」、そして、プロデューサーであり、ご主人でもある小野澤氏の実家が被災したという経験を持つ歌手「沢田知可子」。この4組がそれぞれ東北3県への熱い思いを歌に込めたステージは、ダイレクトにお客様の心に染み入り、「音楽の力」をあらためて感じておられる様子でした。

ステージ後方には、加川広重氏が描いた縦5.4メートル横16.4メートルの巨大な水彩画「南三陸の黄金」が東京で初めて飾られ、静かに多くの事を語りかけ、コンサートの意味をより深いものにしていました。

コンサートでは、これまで26回開催してきた「東北希望コンサート」のダイジェスト映像や、これまで「東北希望コンサート」を開催した学校の中で、各県で1校を選び、その後の学校の様子を収録した映像なども紹介されました。

昼の部では、震災が起きた14時46分に、夜の部ではコンサートの冒頭で、1分間の黙とうが行われ、被災して亡くなられたすべての方々への祈りが捧げられました。

最後には、「ふるさと(作詞:小山薫堂)」を、東北への思いと、全国への風化防止の思いを込めて、4組のアーティトとお客様全員とで歌い、会場が一つになり、感動が広がりました。