ジョン・ノイマイヤー(芸術監督)

1973年よりハンブルクバレエ団の芸術監督を務める。

1942年アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーに生まれ、生地でバレエを始め、更にコペンハーゲンやロンドンのロイヤル・バレエ学校で学び、ミルウォーキーのマルケット大学で英文学と演劇学を修めた。その後 ロンドンでソリストとして活躍し、1969年フランクフルトバレエ団の芸術監督を経て1973年に、アウグスト・エヴァーディングによってハンブルク・バレエ団に招かれる。

ハンブルク・バレエでは100余作品を創作している。代表作は「くるみ割人形」「椿姫」「マーラー/交響曲第3番」「真夏の夜の夢」「アーサー王伝説」「幻想〜『白鳥の湖』のように」「眠れる森の美女」等多数。またバレエ・ワーク ショップシリーズも観客を獲得、テキストを使った分析や実例のデモンストレーションを取り入れて解説するレクチャーが好評を博している。

現在ハンブルク・バレエ団の他に、英国ロイヤル・バレエ、デンマーク・ロイヤルバレエ、ウィーン国立歌劇場バレエ、バイエルン国立歌劇場バレエ、シュツットガルト・バレエ、ドレスデン・バレエ、20世紀バレエ団、アメリカン・バレエ・シアターなど多くのカンパニーに招かれ、とくにパリ・オペラ座からは定期的に招かれ作品を上演している。

ドイツ連邦功労十字賞、デンマーク国旗勲章、フランスの芸術美術院シュヴァリエ任命など。ハンブルク市による教授の称号、マルケット大学芸術博士号を授与されている。民音世界芸術賞(1997年)受賞。

ハンブルク・バレエ団について

その歴史は古く1678年にドイツで初めての市民劇場が設立され、市民のためのオペラやバレエが上演されていた。18世紀にはめぼしいバレエ活動はなく、19世紀前半になるとマリー・タリオーニ等ロマンティック・バレエ期最大の舞姫たちがたびたび歌劇場の舞台に立っている。

第一次大戦後には舞踊記譜法で名高いルドルフ・フォン・ラバンが舞踊監督に就任し、それまでオペラの影に隠れがちだったバレエやダンスへの関心が一気に高まり、60年代に入ると舞踊監督のペーター・フォン・ディクが自作やバランシンの作品を積極的に上演する。

現代作品を重視する姿勢は1973年に、アメリカ人振付家ジョン・ノイマイヤーが国立となった歌劇場の芸術監督に就任すると、彼の伝統的なバレエのスタイルに演劇的で現代的な手法、テーマを織り込んだ彼の意欲作は観客の高い支持を受け、次第にバレエ団と彼の名前は一体化し、ノイマイヤーの元で世界最高レベルの実力と独自のカラーを持つバレエ団に成長していった。これまで4回の日本公演を行っている。