心の対話、そして超然たる魂の響き!
ブラジルを代表する世界的な著名ピアニスト&作曲家のアマラウ・ビエイラを招聘し、'94年、'95年、'96年、'99年に続き、新世紀に入って初めて、通算5度目の待望の来日公演を展開します。
アマラウ・ビエイラは、幼少のころから天才ピアニストとうたわれ、ブラジルを代表する音楽家ソーザ・リマ氏にピアノを、作曲はアルトゥール・ハルトマン氏に師事。13歳でパリ音楽院へ留学し、ピアノをリュセット・デガーヴ氏に、作曲をオリヴィエ・メシアン氏に師事。15歳からドイツのフライブルク国立音楽大学でピアノ、作曲を専攻。22歳でロンドンへ渡り、ハンガリーの偉大な音楽家リストにつながるピアニスト、ルイス・ケントナー氏に師事しました。
1977年、25歳でブラジルへ帰国、リストのハンガリー狂詩曲全19曲完全演奏会を中南米諸国で初めて開催し喝采を浴びるなど、音楽家としての頭角を現しました。以後ピアニストとして60枚のCDを出し、作曲家としても500曲以上の作品を作曲し、ハンガリー政府より贈られた「リスト賞」をはじめ、「フランス作曲財団国際大賞」、「A.オネゲル国際大賞」、サンパウロ芸術評論家協会より贈られた「最優秀作曲家賞」、「ブラジル'93年度交響曲大賞」など、数々の輝く受賞歴をもっています。
その華麗で自在なテクニックは、ピアノの楽器としての魅力を存分に堪能させてくれるとともに、彼が作曲家として描く理想と心的宇宙、魂の境界が、そのまま人間的魅力として演奏に浮き出てきます。また深刻ぶらずフランクに、ピアノで聴き手と対話するような感覚はビエイラならではのものでしょう。明るく大胆、超然たる魂から生まれるヒューマニティーいっぱいのピアノ・リサイタルにぜひご期待ください。
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