レバノンの歴史 レバノンは、古代にはフェニキア人の地中海貿易の拠点として発達しました。アラブ諸国の中で唯一不毛の砂漠がない国として、近代においては中近東一の商業都市として栄え、首都ベイルートのヨーロッパ的な街並みは「中東のパリ」と称えられていました。1975年から15年間におよぶ内戦によって街は破壊されましたが、今は復興が進んでいます。 |
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テーマ レバノンは、シルクロードの西の果て、そして、北アフリカへとつづく道、また、地中海を通じてヨーロッパへと繋がる道です。まさに文明の十字路です。このレバノン芸術団は、伝統とモダンの融合、東西文明の融合がテーマとなり、素晴らしい舞台が展開され、必ずやお客様に喜んで頂けると思います。 |
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スーマヤ・バールバキー 豊かな声量と力強く魅力的な歌声を持つ、レバノンおよびアラブ世界における一流歌手のひとりです。ベイルート出身。レバノン国立高等音楽院でオリエンタル声楽を学び、優等で学位を取得。レバノン国立高等音楽院でアラブ声楽を教えています。作曲家。伝統楽器奏者(ウード—アラブ風リュート)。 |
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ダンスの紹介 リズミカルなステップ、剣の舞、ラインダンス、かけ声、手拍子は、この地方の伝統的な民族舞踊です。イスラム神秘主義の旋舞(スーフィー)は、これまでも民音の舞台でもシリアやエジプトの舞踊団で紹介しました。ひたすら旋回することにより、トランス状態になり、神との合一をめざすこの旋舞は、この地方の舞踊の特徴でもあります。また、モダンバレエを取り入れたダンスもあり、明るく楽しんで頂けます。 |
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西アジアの特色 西アジアの特色は、古代メソポタミア文明とエジプト文明の発祥地であること。また、ここにユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教の聖地があることです。アラブ音楽の歴史は古く、世界の音楽の源流の一つとして存在しつづけます。アラブの音楽や楽器は、アラブ化、イスラム化と、その後のオスマン・トルコの支配をとおして東進と西進を繰り返し、世界に広がっていきました。 |
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レバノン芸術団のプロフィール レバノン芸術団は、Dance Troupと 演奏家で構成されます。ファード・アブダラ・レバノン芸術団は、内戦がはじまってまもない1978年に設立し、それ以来政治と宗派を超えて、レバノンの文化の継承と創造につとめきました。同団は、アラブ世界に留まらず、国際的な舞台で数多くのフェスティバルに参加してきました。また、昨年レバノン国内で開催されたバールベック国際フェスティバルに参加しました。 |
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